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どんどん小さくなるお菓子、10年後には…… 料理動画「2030年のコンビニケーキ」がもはや騙し絵(1/2 ページ)

「見た目はそのままで原価をごりごり削ったケーキ」を開発。

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 販売されているお菓子が小さくなっている近年。まるで未来を予知するような(?)料理動画がTwitterに投稿され、注目を集めています。

2030年のコンビニケーキ 「2030年のコンビニケーキ」とは?
2030年のコンビニケーキ 年々小さくなっているお菓子。このままいくとどうなるのか心配

 動画の作者は、ながた/ロウアイキュー(@IowlQ)さん。お菓子のサイズや容量の変化から10年後を心配するロウアイキューさんですが、「資本主義経済において生産者と消費者がせめぎ合うのは当然」とし、「見た目はそのままで原価をごりごり削ったケーキを開発」します。

2030年のコンビニケーキ 一見普通のケーキですが……
2030年のコンビニケーキ 少しの量でも満足感のあるバタークリーム

 まずはスポンジケーキを焼き、粗熱をとっている間に少量でも満足感のあるバタークリームを作ります。ここまでは普通なのですが、次に、スポンジケーキを“薄く”、細長い長方形にカット。そして、シリコンで“薄い”ケーキの型を作成します。

2030年のコンビニケーキ なぜ、薄く切る?
2030年のコンビニケーキ ケーキの型ってもっと立体的じゃない?

 型にスポンジ、バタークリーム、“薄く”切ったイチゴといった材料を(罪悪感が大きくなる前に)素早く詰め、詰め終わったら型をひっくり返し、きれいな面を表に向けます。イチゴとクリームをトッピングしたら完成。「見た目は普通のショートケーキと変わらないのに、原価は10分の1だよ」とロウアイキューさんも納得の出来のようです。

2030年のコンビニケーキ 貼り絵やバズルのようにペラペラの材料を詰めていきます
2030年のコンビニケーキ ……確かにケーキですね
2030年のコンビニケーキ スポンジケーキ特有の“フワッ”ってのがない。果たして満足できるのでしょうか

 トリッキーなメイキング動画には、「あ、とても可愛いですけど もっと食べたい欲には」「絵みたいなケーキですね」「ケーキというよりもはや食べられるイラストだな」など、ケーキの薄さに注目した声が多数寄せられていました。なかには、「これはあり得そう」「まずい これは本当に起こりうるかもしれない……」と不穏な予感を語る人も。

 また、「これはこれで食べてみたい」「高カロリー高脂質高糖質だけど少量で済む感じが、ディストピア感あって結構好き」「消費者の健康志向と投資家の増配要求の両方を満たす画期的な製品だと思います」と前向きなようにも思えるコメントもありました。

 ロウアイキューさんはユニークなお菓子の写真や料理動画を、Twitterをはじめ、ニコニコ動画YouTubeTikTokInstagramで公開しています。

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