オランダのアーティスト、サハサさんが手がける、ティーカップに絡みつく粘土彫刻のタコが今にも動き出しそうなほどリアルで美しいと好評です。
サハサさんは水棲生物を模した作品を主に手がけており、その中でもティーカップにタコが絡みついた「タコのティーカップ」が注目されています。タコとティーカップ、ありそうもないコラボが斬新かつ美しくもあり多くの目を引きつけています。
「オールド・カントリー・ローズ」という作品名では、ティーカップに絡みつく3匹の縞模様のタコが、曲がりくねった脚が今にも動き出しそうなほどリアルに仕上がっています。まるでタコたちがティータイムを楽しんでいるようにも見えます。
また、鮮やかな朱色のタコを配した作品「イエロー・ローズ」は、天然石のブレシエイテッドジャスパーの色を参考にしたそうです。どの作品も躍動感ある艶やかなタコに、思わず魅せられてしまいそうになります。
サハサさんはポリマークレイでタコをひとつひとつ丁寧に手作りしており、タコが鎮座するベースは、ティーカップのほかにも陶器の皿や貝殻などを使用することもあるとのこと。エポキシ樹脂でコーティングされたタコは濡れたような光沢を放つことでリアルさが増すようです。
サハサさんはもともと動物や鯉などの粘土細工を手がけていたのですが、2017年半ばごろからタコに魅せられるようになったそうです。海外では「悪魔の魚」と呼ばれることもあるタコですが、サハサさんは「タコは高い知能を持ち、道具を使って遊んだりすることで知られているのです」と述べており、「魅力的な生物」と主張するほど愛着を持っているようです。
現在、サハサさんの作品はハンドメイドの商品を主としたオンラインマーケット「Etsy」に出店しており、タコのティーカップも購入可能です。またInstagramでは貝殻に鎮座するタコや池の鯉などの作品も見られます。
Image credit:Art By Sahasa(Instagram)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.