フィギュアスケート男子で17歳のイリア・マリニン(米国)が現地時間9月14日、国際スケート連盟公認の大会「USインターナショナルクラッシック」の男子フリーで、世界で初めて4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)を成功。超大技を成し遂げた快挙にネットでは驚きの声が多数寄せられています。
マリニンは、2022年世界ジュニア選手権金メダリスト。4本すべての4回転ジャンプを成功させ、ジュニアの世界最高得点をたたき出し、世界中のファンに衝撃を与えていました。7月には「Dreams on Ice 2022」で日本のアイスショーに初出場を果たすなど、米国期待の選手です。
そんな期待に応えるように、マリニンはInstagramのユーザーネームで「quadg0d(4回転の神)」と自称。投稿では、その名に恥じない練習動画を多数公開していました。
今回マリニンは、SP6位で迎えたフリーで4回転半ジャンプに挑戦。力強く踏み切ると、美しいジャンプを見せ、しっかりと着氷。その後、高難度のコンビネーションを決め、合計257.28点で逆転優勝しました。
4回転半は現行の採点規則で最も得点が高いジャンプ。そんな4回転半を成功させ、“4回転の神”としての地位を固めたマリニン。演技後、全米フィギュアスケート協会は公式Twitterで「HISTORY HAS BEEN MADE(歴史は作られた)」とコメントを添え、4回転半ジャンプを公開しています。
日本のネットでも「マリニンくんの今回のフリー。 4A 4T 4Lz fall 4S / 4Lz-1Eu-3S∧ 3F-3T 3Lz∧-3A なにこの鬼ジャンプ構成。凄すぎて」「怪物すぎる。正真正銘のクワドゴッド」「この美しいレベルは しばらくは誰も超えられないと思う。 マリニンくん おめでとう」と4回転半ジャンプに加え、4回転サルコウや4回転トゥループ、4 回転ルッツなど高難易度のコンビネーションに驚く声が多数寄せられていました。
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