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下アゴを失ったニホンイシガメを保護、ごはんも食べられなかったが……  1カ月後のビフォーアフターに「超可愛い」「涙が出る」と感動の声(1/2 ページ)

元気になって本当によかった……。

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 下あごを失う大ケガをしたカメを保護。その後、無事に元気にご飯を食べられるようになった動画が「一生懸命食べる姿がかわいい」「自然と涙が出てくる」とYouTubeで反響を呼んでいます。動画の合計再生回数は記事執筆時点で61万回を突破しています。

 投稿したのは、主に川で生態系保全のための活動を行っている、生物採集系YouTuberのマーシーさん(@masy034YouTubeチャンネル「マーシーの獲ったり狩ったり」)。

 ケガを負ったカメを保護したのは2022年8月。夜中の生物採集中に入った下水道で発見しました。

下水で発見されたカメ 下水で大きなケガを負ったニホンイシガメを発見

 種類は日本固有種のニホンイシガメ。その場で捕まえて見てみると下あごを失っており、元気もなかったことから、ちゃんとエサを食べられるのか心配になり保護することに。しかし、ケガの影響や体力の衰弱、人間からエサをもらうことに慣れていないこともあり、一向にご飯を食べてくれない日々が続きました。

 動物病院で診察してもらいましたが、手術を受けるのもリスクがあるため、点滴だけしてもらい、しばらく餌付けにチャレンジしながら様子を見ることになったそうです。

ごはんを食べないカメ 保護したものの、ご飯を食べてくれないため病院へ
危険な状況だったカメ もし餌付けができない場合、大きな手術が必要になる危険な状況でした

 カメは死んでしまう可能性が非常に高い状況でしたが、約1カ月後……。そこにはマーシーさんからご飯をもらってたくさん食べるニホンイシガメの姿が!

 マーシーさんによると、カメの機嫌を損ねないように時間をおいて何度も餌付けに挑み、無理せず失敗したら一度止めるを繰り返し、根気よく続けていったそうです。

 すると思いが通じたのか、あるときからご飯を食べてくれるようになったのだとか。またいろいろ試した結果、甘い果物をあげて食欲不振を解決することに成功。下あごがないためマーシーさんがピンセットであげる必要がありますが、危ない状況から無事元気になったカメの姿に胸が熱くなります。

 動画では、カメがマーシーさんに気付いて泳いで寄ってくる姿を見ることができ、また保護当時よりキラキラしたような表情の違いも感じます。コメント欄では、「あごを失ったのは可哀想だけど、素敵な人に拾われて、美味しい食べ物もらえて。心なしか亀さんが笑顔になっているように見えて、こっちも嬉しくなります」「愛情深さがイシガメちゃんにも伝わったんだね」「めちゃくちゃ食べててほっとした…」など、その回復ぶりや愛情が注がれているのが分かる様子に感動する声が多く寄せられています。

 マーシーさんは普段、自然の生態系等に被害をおよぼす外来種の問題をより多くの人に知ってもらうため、YouTubeチャンネル「マーシーの獲ったり狩ったり」にてさまざまな企画を通して発信中。Twitter(@masy034)TikTok(@marsyhantingchannel)でも写真や切り抜き動画を公開しています。

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