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ボクシングミドル級王者・竹迫司登、妻が誘拐事件阻止も複雑な心境吐露 「無事助けられた事は結果論」「誰も真似しないで」(1/2 ページ)

犯人に果敢にも立ち向かった妻・麻裕さん。

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 第61代日本ミドル級王者でプロボクサーの竹迫司登さんの妻・麻裕さんが、9月21日にTwitterを更新。21日に東京都足立区で発生した赤ちゃん連れ去り未遂事件で犯人を取り押さえたのは自身だと明かし、類似事件の防止を呼びかけています。

 21日に発生した事件について、犯人を取り押さえたのは男性2人だと伝えた一部報道に「このニュースの真相は全然違うよ」と異を唱えた麻裕さん。「ベビーカーから犯人をひっぺがしたのも私、犯人を地面で押さえつけたのも私、その犯人を押さえてくれと周りに頼んだのも私、110番をお願いしたのも私」と事件解決に協力したことを明かしました。

 麻裕さんが明かした事件概要によると、ベビーカーから赤ちゃんを連れ去ろうとしている男を目撃し、当初は夫婦喧嘩と思ったものの、母親とみられる女性が震える声で助けを求めていたことから自身のベビーカーを止めて全力で向かい、男をベビーカーから引き剥がしたとのこと。そのまま男性を思い切りうつ伏せに押さえつけ、自身の体重だけでは足りなかったため周囲に協力を促し数人が助けてくれたそうです。

 麻裕さんは竹迫さんに護身術を教わっていたそうですが、犯人がもし凶器を持っていたら結末が変わっていたかもしれないとし「私の真似をして犯人に向かう事を推奨しているわけではない」と強調しつつ、親や保育園、幼稚園、小学校の教員には護身術を覚えてほしいとコメント。また同様の事態に陥ったときに役に立つとして、赤ちゃんをベビーカーに乗せる際には肩のベルトを必ずつけてほしいとも訴えています。

 その後、竹迫さんが麻裕さんの発言を引用リツイートしながら、妻の行動を“誇り”と思うものの「夫である私からすると妻と娘の命が1番」と複雑な心境をコメント。娘と外出中の出来事とあって「無事助けられた事は結果論」「誰も真似しないでください」と呼びかけています。

竹迫司登
竹迫司登さん(画像はワールドスポーツボクシングジム公式サイトから)

 このツイートを読んだ人からは「咄嗟に立ち向かっていけた竹迫さんの勇気が凄いです」「人として尊敬します」と称賛する声や「凄い勇気…! しかもご自分もベビーカーを伴っていらしたとは!」と驚く声とともに、「本当に怪我がなくてよかったです」「しばらく落ち着かないかもしれませんが、体も心も休んでくださいね」と心身を気遣う声が寄せられていました。

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