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断水続く静岡市、市長が自衛隊派遣や発信の遅れについて弁明 「絶望感しかない」など批判の声(1/2 ページ)

復旧時期について「最大1週間」という目標をあらためて示しました。

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 台風15号にともなう記録的な大雨の影響で、静岡市清水区で断水が発生しています(関連記事)。静岡市の田辺信宏市長は9月26日、定例記者会見のなかで、水道の復旧時期について「最大1週間」という目標をあらためて示しました。あわせて、災害への対応を優先するため、出席予定だった安倍晋三元首相の国葬への出席を見送る意向も表明しています。

静岡市の田辺信宏市長 画像は定例記者会見より

 SNS上では災害への対応を巡り、市民や区民から批判の声が多く上がっています。記者からは市民や区民の声を受け、田辺市長らに「やはり、1番の関心はいつ復旧するのかということだと思う」「この2日間、自衛隊が給水活動などに来てくれないのかという、市民からの疑問の声が非常に多い」「市民からの疑問の声が多いが、どうして市長が現場に出て、メッセージを発するのが昨日(9月25日)の午後になったのか」などの質問が寄せられました。

 田辺市長は、復旧の時期についての質問には「(復旧まで)最大1週間を目指すという決意で指示をしております」と回答。記者が「1週間よりも長くなる可能性も当然ある?」と確認すると、「目指すということです。私がそれを強く厳命(げんめい)しているので、一生懸命対応してくれると思います」と語気を強めました。

 自衛隊の派遣依頼が遅いという指摘には、「何を支援要請するかという具体的な中身を固めなければいけないということがあった」として、協議のために時間がかかったなどと弁明。

 また、台風の直撃が23日の深夜だったにもかかわらず、25日になるまでTwitterで情報発信しなかったことについては、「一昨日(9月24日)は、私は市長ですので情報を集約ということで市長室で陣頭指揮にあたっていました」などと説明。「SNSで一言メッセージを出すことも難しかったですか?」という質問には、「ふっ」と吹き出したように苦笑し、言葉を詰まらせる場面もありました。

 6万3000世帯の断水の復旧めどが立っておらず、「絶望感しかない」「清水区民の不満高まってます」など、コメント欄には不満の声が続出しています。

※一部誤字を修正しました【9月26日19時10分】

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