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耳が聞こえない観客「日本語には字幕なくて分からなかった」と投稿 → 公式が対応(?) ブラピの映画「ブレット・トレイン」で起きた感動的な展開に注目集まる(1/2 ページ)

今後の配給にも期待の声が高まっています!

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 現在上映中のブラッド・ピットさん主演の映画「ブレット・トレイン」(字幕版)で、日本語のセリフに字幕が付いていなかったことを問題提起する聴覚障害を持つ人の投稿に約1万6000いいねが集まり、その結果(?)公式が対応したという感動的な展開に注目が集まっています。

現在上映中のブラッド・ピットさん主演の映画「ブレット・トレイン」

 

 「ブレット・トレイン」は、ブラッド・ピットさん演じる世界で最も運の悪い運び屋(殺し屋)のレディバグが、東京発の超高速列車で大騒動に見舞われるアクション・コメディ・スリラー映画。伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』を原作としているため、真田広之さんやマシ・オカさんなど日本のキャストも出演しており、一部日本語のセリフが含まれます。

現在上映中のブラッド・ピットさん主演の映画「ブレット・トレイン」 ブラッド・ピットさん(左),真田広之さん(右) 画像はジャパンプレミア試写会inKYOTOより
現在上映中のブラッド・ピットさん主演の映画「ブレット・トレイン」 マシ・オカさん(中央),デヴィッド・リーチ監督(右) 画像はジャパンプレミア試写会inKYOTOより

 生まれつき耳がまったく聞こえないユカコさん(@defsapo)は、洋画ならば字幕が付いているので楽しめると思い、劇場に「ブレット・トレイン」を見に行きました。しかし、日本語の部分には日本語字幕が付いていないため、真田広之さんが何を言っているのか一切分からず、映画を十分に楽しめませんでした。ユカコさんはこの経験を踏まえ、日本語のセリフにも字幕を必要とする聴覚障害者がいることを知ってほしい、とSNS上で呼びかけました。

 すると、そのおよそ10時間後、「ブレット・トレイン」の公式Twitterアカウントが、9月23日から字幕版(IMAX、Dolby Atmos、Dolby Cinemaを除く)の上映で、日本語のセリフにも字幕を付けて上映することを発表しました。もしかして、ユカコさんの投稿を受けたスピード対応……!?

 編集部では配給会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントに、日本語のセリフに字幕を付けた背景について問い合わせましたが、回答は得られませんでした。

 ユカコさんに話を聞いたところ、決定した背景には「いろんな人がソニー・ピクチャーズに連絡したことが大きいと思います!」とのこと。ユカコさんのみならず、さまざまな観客による要望を受けたものだと考えられます。

 ユカコさんは「公式の対応に感動すると共に、今後も日本語(のセリフで)も当たり前に字幕版には、フルでの字幕が付くことを期待したいなと思います!」と期待に胸を膨らませています。また、「ブレット・トレイン」の公式Twitterアカウントの投稿には、「とてもうれしいです。再度乗車します!!」「耳が聞こえないので日本語の部分にも字幕あるのうれしい」など、称賛の声が続々寄せられました。

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