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「一番最後まで残っていた」保護犬が幸せになるまで 放浪していたワンコの“笑顔の今”に心打たれる

ボロボロだったワンコが今では笑顔がすてきなワンコに。

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 キラキラの笑顔がまぶしい元保護犬「こっぺぱん」君のInstagram(@koppepan_yuko)が幸せいっぱいな日々です。数年前に人間に捨てられ、ひとりで放浪していたワンコの今の姿に胸が熱くなります。投稿には「素敵なお家に迎えられて幸せな犬生が送れて良かったです」「表情が全然違いますね」といったコメントが多数寄せられています。

 投稿者の飼い主さんは写真を公開する際、「#買う覚悟でなく飼う覚悟」「#保護犬という選択を」というハッシュタグを付けて投稿しています。その思いはこっぺぱん君の過去を知ると、より心に響きます。

 こっぺぱん君は、2013年に放浪しているところを発見され保健所へ。すでに成犬でしたが迷子札はなく、何カ月もひとりで生活していたようで、毛は伸びて汚れていました。いくら待っても保健所に元の飼い主が現れることはなく、殺処分が残り数日まで迫っていたそうです。

保護犬 出会い 幸せになるまで 殺処分寸前 まるで「ボロ雑巾みたいだった」という保健所にいたころのこっぺぱん君(こっぺぱん君の公式サイト

 そんな中、ボランティアトリマーさんと保護団体との出会いで、伸びた毛をきれいにしてもらい、保健所を出ることができました。もちろん、これはとても幸運なことです。しかし、その後の里親探しでトライアルが2回失敗し、気付くとこっぺぱん君は保護団体で「一番残ってる子」に。

 そこに「一番残ってる子をください」という電話がきます。そして出会ったのが今の飼い主さんです。

 一週間のトライアルを経て、ついに家族として迎えられたこっぺぱん君。当時は「遠慮しがちなコ」「甘えたいのにそれが言えないコ」と保護団体さんから言われていたそうです。

 でも今は、積極的に大好きな飼い主さんの膝の上に乗ったり、全力で遊ぶのを楽しんだりと、感情を素直に表に出す姿を見ることができます。

 たまに散歩中にイヤイヤしたり、いじけたりすることもあるようですが、そんなところもまたいとおしく感じられます。コメントでも「幸せがお顔に出てる」「コッペちゃん幸せになって本当に良かった」と、こっぺぱん君の変化に感動する声が寄せられ、飼い主側の“飼う覚悟”の重要さに共感や、「保護犬という選択肢が当たり前になりますように」といった声も上がっています。

 保護犬は全てが野犬ではなく、人間の身勝手な理由で捨てられた子も多くいます。そして同時に全ての保護犬が懐かないというわけではありません。

 「保護犬に興味を持ってもらうきっかけになったら」……こっぺぱん君の飼い主さんはInstagramで保護犬のイメージアップを目指して発信しており、他にも保護犬・猫の譲渡会などの情報を共有。また個人サイトでは、保護活動や団体への支援を呼びかけています。

 こっぺぱん君のかわいいLINEスタンプも販売中で、こちらの売り上げは保護団体へ(Amazon支援プログラムや、団体に直接フードを送るなどの形で)寄付しています。

画像提供:こっぺぱん(@koppepan_yuko)さん/ペットモデル・インフルエンサー事務所anicas(アニキャス)

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