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ネットではネタにされる「Excelの結果を電卓で検算」実は重要だった 意外な理由に現場からは共感の声(1/2 ページ)

社内でたまに見るやつ。

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 日常のハッとするような気付きを与えてくれるツイートを、イラストとともにご紹介する企画「その視点はなかった」。今回は会社で意外とありがちな、「Excelの出力結果を電卓で検算する」というあの奇妙な行為についてのツイートが話題です。

その視点はなかった (イラスト:野田せいぞ

 

ネットではネタにされがちだけれど……

Twitterではネタにされがちな「Excelを電卓で検算する」という行為。経理実務ではわりとよく見かけるんですよね。なぜならExcelは賢くても、それを使う人類が愚かだから。関数を間違えたり、人の作ったシートを勝手にいじったりするから。死んだ目で電卓を叩いて検算することになるます。

(Rootportさんのツイートより)

 会社でたまーに「Excelを電卓で検算」している人、見かけませんか? 一見何の意味があるのだろうと思ってしまいがちなこの行動、実はとっても大事なことだったと漫画原作者のRootportさんは語っています。いわく、Excel自体の計算はあっていても、関数を間違えてしまうことや誰かがシートを勝手に改変してしまうことがあるとのこと。そ、そりゃあ計算式自体が違うようなものですから、検算も必須ですよね……。

 今回のツイートに対し、リプライ欄には「行列を足したり削ったりしているうちに、参照セルがズレていたりなんてこともありますからね……」といった声や、「この行為、決算書やミスが許されない報告資料では必須ですね」といった共感の声があがっています。また、「テーブルにすると参照先がズレることがなくていい」といった具体的な対策も寄せられています。

 Rootportさんは今回の件に対し、「自動車メーカーで技術開発している友人が、人間のドライバーを一律に禁止すれば自動運転は今すぐに実現できると言っていたことを思い出します。人間は愚か」とも語っています。結局、計算自体は合っていても人為的ミスはなかなか無くならないですもんね……。

 また、RootportさんはTwitterで「サイバーパンク桃太郎」という、いま話題のお絵かきAI「Midjourney」に作画を担当させた漫画を実験連載中。政府や企業のサーバを「クラック(芝刈り)」しにいくおじいさんと、ストリップクラブで「資金洗浄(洗濯)」を行っているおばあさんの2人が主人公。あるとき清掃企業“ピーチ”から流れてきた搬送カプセルと出会い……といった、近未来ならではのサイバーパンクなストーリーになっています。

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