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栗を電子レンジやオーブンで加熱する際には、栗半周以上の切り込みを、渋皮まで達する深さで入れましょう。クックパッドとNITE(ナイト・独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が実験結果を発表。破裂させないためのポイントを紹介しています。
実験は「切り込みなし」「1センチ程度の切り込み」「半周程度の切り込み」の3種類で行いました。それぞれをレンジ(700W、3分)とオーブン(200℃または250℃、20分)で加熱しました。栗は5分ほど下ゆでをしてあり、切り込みは渋皮に達する深さまで入れてあります。
すると、レンジ、オーブンともに「切り込みなし」「1センチ程度の切り込み」では破裂することがあった一方で、「半周程度の切り込み」では破裂しませんでした。
破裂すると、やけどの危険があるほか、機械の発火、故障の原因にも。事故を防ぐためには「栗半周以上の十分な長さの切り込みを、渋皮まで達する深さで入れる」ことが重要といえます。
また、加熱によって栗の内部は高圧になっていると推測されるため、電気オーブン等の扉を開けた瞬間や取り出した後に破裂する可能性があるほか、オーブンやレンジに限らず、調理器具で栗を直接加熱する場合には破裂することがあります。同様に長さ・深さを意識し切り込みを入れてから調理しましょう。
電子レンジやオーブンでの栗の調理を避けていた人も多いのではないでしょうか。栗は秋の味覚。きちんと下処理をすることで、安全においしい栗が食べられるなら、試してみたくなりますね。
(高橋ホイコ)
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思わず試してみたくなる。