「150年前に乗換案内があったら」 ジョルダンが「乗換案内1872」公開、当時の運賃に驚きの声も（1/2 ページ）

検索できるのは、もちろん1路線のみ。

[大泉勝彦，ねとらぼ]

　ジョルダンは2022年10月14日、鉄道が開業した1872年当時の鉄道営業区間（新橋〜横浜間）の時刻や運賃を検索できる「乗換案内1872」を公開しました。

鉄道開業時に乗換案内があったら……？（画像：ジョルダン、以下同）

　乗換案内1872は、鉄道開業150年を記念して、1872年の鉄道開業時に「もし鉄道開業時に乗換案内があったら」という発想から生まれた乗換案内。当時の鉄道営業区間（新橋〜横浜間）の経路検索を、当時実際に使用された時刻表を用いて案内するものです。

検索結果の運賃は当時の価格と現在の目安運賃を併記

　表示する運賃は「当時の価格」と「現在の価値に換算した目安の価格」を併記しているため、150年前の鉄道の価格感も味わえるとしています。検索画面での時刻の表記は、江戸時代から一般的だった太陽太陰暦と、鉄道の時刻表で採用した太陽暦を区別し、時刻表では「時」を「字」と表記していたことも再現しています。

　ネット上には「これ面白い」「当時は始発8時で最終は18時だったんですね」「新橋〜横浜間は下等で3000円もしたのか」「（乗換案内なのに）路線が一つしかないから乗換できない」「途中駅も検索できるのが良い」など、早速利用したユーザーの感想が多数寄せられていました。

　乗換案内1872はジョルダンのWebサイト、iOS/Androidアプリ、スマートフォン向けサイト「乗換案内NEXT」からアクセスできます。公開期間については、同社の公式Twitterアカウントで「しばらくはご利用いただけるようにしておきます」と案内しています。

（大泉勝彦）