advertisement
「サクマ式ドロップス」で知られる佐久間製菓が2023年1月に廃業すると、東京商工リサーチが伝えています。
佐久間製菓は2023年1月20日に廃業すると取引先に通知したとのこと。廃業の理由として、コロナ禍の影響による販売減、原材料やエネルギー価格の高騰、人員確保の問題を挙げています。
創業は明治41年(1908年)で、1948年に再興。「サクマ式ドロップス」は映画「火垂るの墓」にも登場しました。高い知名度を背景に事業を拡大させていたものの、安価製品との競合や他のヒット商品に恵まれなかったこと、コロナ禍による需要減も重なって財務内容が後退していたといいます。
なお、「サクマドロップス」を製造している別会社のサクマ製菓は、佐久間製菓廃業による影響はないと東京商工リサーチにコメントしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.