真っ赤に熱して1000トンでズシーン! こうして鉄の棒が「工具」になる 知られざる工具鍛造工場の大迫力にワックワク〜!(1/2 ページ)
「鉄は熱いうちに打つべし!」。TOPのモンキーレンチだぁぁ!
鉄をアツアツ真っ赤にして、ズシーン。す、すげぇぇ! 鉄の棒から「工具」ができるまでの様子にわっくわくです。
ネジやボルトを回す、つまむ、叩く、外す、取り付ける、開ける、磨く──。工具は皆さんもご存じ一家に1つはあり、クルマ好きやDIY好きの人はもちろん、プロがいる「ものづくり」のあらゆる現場で活躍する道具です。
工具は、プロの道具として性能や効率、使いやすさを求め「これがなければ、これでなければダメだ。仕事にならない」という人だらけです。クロムモリブデン鋼やニッケルクロムバナジウム鋼といった工具の屈強な合金素材に萌え、機能美や造形の美しさに魅せられて製造国やメーカー/ブランドにこだわる「工具好き」の人も多いです。
何より、工具は絶対的な「強さと信頼」が必須です。固く締まった鉄のボルトを回したいのに、工具が負けてクニョッと曲がったり、ナメてしまったりするのでは使いものになりません。
そんな「強い工具」はどのように作られるのでしょう。「TOP」ブランドで人気の国内工具メーカー・トップ工業の、知られざる工具鍛造工場へ潜入しましょう。
ゴォォォ……! 材料の鉄の棒をガチすぎる釜で熱して真っ赤にします。画面を見るだけで熱い気がするくらい真っ赤だ……!
「これが、鉄は熱いうちに打つべし!」だー! ……と思っている間にズズン! 1000トン(!)プレス相当の打撃で、ガンガン叩いてかたちを整え、鍛えます。
ガンガン、ドシーン、鉄が冷めるまでガンガンガン……。真っ赤に熱してズドンと超重量で豪快にプレスして、職人の手で丹念に鍛え、精密に仕上げていくことで「強い」工具になります。TOPの工具が多くのプロの現場も使われる理由、ちょっと分かります。皆さんのお家にもお一ついかがですか?
(カナブンさん)
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