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ツナ缶に「ゴキブリ」混入しSNSで物議醸した問題 はごろもフーズ下請けが1億円賠償請求受けて控訴(1/2 ページ)

虫が混入していると発覚したのは2016年のこと。

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 ツナ缶に「ゴキブリ」とみられる虫が混入していた問題(関連記事)を巡り、はごろもフーズに訴えられた裁判で、静岡地方裁判所から約1億3000万円の賠償を命じられた興津食品が控訴したことを明らかにしました。共同通信などが報じています。

 「シーチキンLフレーク」に虫が混入していると発覚したのは2016年のこと。同製品は山梨県甲斐市内のスーパーマーケットで販売されていました。問題が発覚した当時、SNS上では「恐ろしい」「しばらくは食べない」など物議を醸していました。

ツナ缶に「ゴキブリ」とみられる虫が混入していた問題を巡り、はごろもフーズに訴えた裁判で、静岡地方裁判所から約1億3000万円の賠償を命じられた下請けの興津食品は控訴したことを明らかに 画像は公式サイトより
ツナ缶に「ゴキブリ」とみられる虫が混入していた問題を巡り、はごろもフーズに訴えた裁判で、静岡地方裁判所から約1億3000万円の賠償を命じられた下請けの興津食品は控訴したことを明らかに 画像は公式サイトより

 当時、はごろもフーズは購入者から「製品に虫が混入している」との報告を受けて調査した結果、製造工程で混入した可能性が高いと判明したと発表。同製品は製造日から約1年10カ月が経過し、その間に購入者から報告もないことから、「連続性はない」として回収はしない方針を示しました。

 虫が混入した興津食品の工場では、整理整頓、清掃の徹底に加え、防虫対策、専門業者による消毒の徹底を実施。後日、当面の間、該当工場での製造休止を発表しました。

 その後、はごろもフーズは社長直下に「異物特別対策室」を設置し、専任職員を配置したことを発表。外部の有識者を加え、防虫対策の見直し、消毒や駆除作業の頻度の引き上げなどを実施しました。

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