祖母がくれたアンパンマン靴下を恥ずかしがる5歳→三兄弟が考えた解決策は…… 感謝を忘れないすてきな対応に「感動」「素晴らしい」の声(1/2 ページ)
大切なことを教えてくれるエピソード。
祖母くれたアンパンマンの靴下。しかし5歳の長男は「もう恥ずかしい」と感じたようで……? 3人の子どもたちののすてきなやりとりがTwitterに投稿され、11月21日現在7万3000件以上の“いいね”が集まるなど話題になっています。
投稿者は、7歳・5歳・4歳の3児を育てるトリッシュ(@torish935)さんです。ある日、5歳の長男くんは祖母からプレゼントをもらいました。よろこんで包装紙を開けた長男くんですが、中身を見て顔が曇ってしまいます。
祖母がくれたのは、アンパンマンとバイキンマンが描かれた靴下。しかし、長男くんにとって、アンパンマンはかつて好きだったキャラクター。祖母が知らぬ間に、長男くんはアンパンマンを「卒業」していたのです。
「もうアンパンマンは恥ずかしい」という長男くんに対し、トリッシュさんは「そういうのあるよね。じゃばあばに何てお礼言おうか?」と聞いてみます。しかし、長男くんは考えがまとまらなかったのかモジモジ。そんな子どもの様子を、トリッシュさんはいったん口を出さずに見守ることにしました。
すると、4歳の次女ちゃんが、「じゃアタシ履く」と兄に代わって自分が靴下を使うことを提案。そして7歳の長女ちゃんは、「ばあばには、素直に言おう」と長男くんにアドバイスを出しました。
3人の子どもたちが話し合った結果、長男くんは祖母に「ばあば靴下ありがと! ボクはアンパンマンが恥ずかしくなったから、これは妹が履くようにするね。今はポケモンと恐竜がすきなんだ」と伝えることができたのです。そして次女ちゃんは、アンパンマンの靴下をはいて祖母に見せました。子どもたちの話を聞いた祖母は、その素直さによろこんでいたということです。
後日、祖母から恐竜のイラストが描かれた靴下が届きました。孫に本当に好きなものをプレゼントしてあげたい、というやさしさが伝わってきますね。
プレゼントをもらったら、たとえそれが気に入らなくても、もらった相手にきちんとお礼を伝えた上で、正直な気持ちを話し、さらにもらった物をどう活用するかまで考える。子どもたちだけでここまで考えられるのは素晴らしいことですね。
トリッシュさんは、「これは子供らにとって、とてもいい経験だと思う。どんな時も、相手が自分を思ってくれてる! と、まず感謝することが大切ね」とつづっています。
投稿には、「これは最高のやりとりですね」「大人でも言い方間違う人たくさんいる中で、子ども達だけでこの言葉を導き出せるなんて……感動でした」「大人でもどーしようか考えたりすることあるけど、基本的な大事な事を改めて感じることができました」など子ども達への称賛の声が。また、「きょうだい仲良く話し合って答えが出せる環境を作ってる親御さんも素晴らしい。おばあちゃまも優しいから……優しさの伝播(でんぱ)」など、トリッシュさんたち家族の温かさを感じたという声もありました。
大人でも、同じような状況に置かれたときに見習いたくなるこのエピソード。多くの人が心を動かされたのもうなずけますね。
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