オーストラリアを拠点にレジンアーティストとして活動するYouTuberの「Ben's Worx」さん(以下、ベンさん)が、レジンにチョコレートを封入すると溶けるか否かの実験動画をYouTubeに公開しています。
ベンさんはキットカットやスニッカーズなど全6種類のチョコレートをそれぞれ別々にレジンに封入し、どのようにチョコレートが変化するか実験しました。お気に入りのチョコレートをレジンに閉じ込めてペーパーウエイトやキーホルダーなんかにできたらステキですよね。
ところがそんな淡い夢はかなうことはなかったようです。ベンさんは2液性のエポキシレジンを混ぜて、チョコの入ったカップにゆっくりと注ぎ、気泡ができないように真空ポッドに入れて固まるのを待ちます。
そしてようやくレジンが硬化し、真空ポッドから取り出してみると……。プレーンなチョコレートはレジンが硬化中に発する熱で溶けていました。真空ポッドから取り出したときのレジン内の温度は80度を超えていたようで、これじゃあ溶けちゃいますよね。キットカットではレジンが硬化中に発する熱で溶けて、レジンの上の部分からチョコレートが染み出す結果に。
実験はまだまだ続きます。ベンさんはスニッカーズを中身のヌガーやキャラメルなどが見えるように半分にカットしてレジンに封入します。レジンが固まる様子を早送りで見てみると、コーティングしてある外側のチョコレートが溶け出し、うちわのようにレジン内に広がり始めました。
全6種類のチョコレートで実験を行ったところ、だいたいレジンが硬化する際に発する熱に耐えられず、大なり小なり溶けてしまうという結果になったようです。ただし、最後に試したコアラのチョコは、倒れたものの溶け出した様子は見られませんでした。
ベンさんの実験はレジンでハンドメイド作品を作る人たちにとっても興味深い内容だったようで、「参考になった」「ありがとう」といった声が寄せられています。
ちなみにベンさんはハンドメイドでレジンのタマゴやスケッチブックカバーなども手がけており、作品はハンドメイドの商品を主としたオンラインマーケット「Etsy」で購入可能です。興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうぁ。
画像はYouTubeから
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