JR大阪駅「うめきたエリア」開業で何が変わる? 特急「はるか」「くろしお」乗り入れで関空・和歌山も便利に(1/2 ページ)
全区間390円で特急を「お試し」できるキャンペーンも。
西日本旅客鉄道(JR西日本)は、大阪駅(うめきたエリア)開業時の運行体系を発表しました。
2023年春に開業予定の大阪駅(うめきたエリア)は、大阪駅の北側を通る東海道本線の貨物支線を地下化し、新たにホームを設置し駅を作るという計画です(関連記事)。
駅の位置は既存の大阪駅から少し離れていますが、新たな改札口「うめきた地下口」「西口」を設置し、これらを地下でつなぐ改札内連絡通路も設けます。連絡通路にはエスカレーターやエレベーターを備え、バリアフリーにも考慮します。
これにより今まで大阪駅を通過していた特急列車「くろしお」「はるか」が大阪駅に停車するようになり、大阪駅から関西空港・和歌山への所要時間が短縮されます。西九条駅に停車する一部のくろしおは、大阪駅(うめきたエリア)開業に伴い通過となります。
所要時間は、関空・紀州路快速と比較して関西空港までが20分の短縮(1時間7分から47分)、和歌山までは33分の短縮(1時間30分から57分)が実現します。
在来線では、現在は新大阪駅発着のおおさか東線が、大阪駅(うめきたエリア)に乗り入れを開始します。これにより、おおさか東線沿線から大阪駅への移動に乗り換えが不要となる他、新大阪駅から大阪駅への列車本数も拡充されます。
奈良〜新大阪駅間で運行されている「直通快速」も大阪駅へ乗り入れるとともに、新たにJR淡路駅にも停車します。現在207系と321系のロングシートの7両編成で運行されている車両は、8両編成のクロスシート車へ変更される予定です。
また、うめきたエリアの開業を記念して、特急などでの着席通勤を「お試し」できる「すわっていこかキャンペーン」を2023年にも実施。チケットレス特急券「J-WESTチケットレス」の全区間が390円となる「J-WESTチケットレス390」を、2023年3月中旬から2023年4月28日までの平日限定で設定します。利用には別途乗車券(定期券、ICカード乗車券など)が必要で、e5489限定で発売します。
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