日常のハッとするような気付きを与えてくれるツイートを、イラストとともにご紹介する企画「その視点はなかった」。今回は、年齢によって「愛」の表現は変わるよね、というお話です。
若者の「愛」は強すぎる?
指揮者が「愛してる」と声に出して言うようにして弾いてと指示を出したので、皆でそう弾いたのだけれども突然指揮者が爆笑しだした。
そして「若い子の『愛してる』は強いね!50代の落ち着いた男性が甘く囁くようにして。愛を叫ばないで」と言われた。
(柊 律さんのツイートより)
楽器奏者の柊 律(@HiR4g)さんのお話。指揮者が「愛してる、と声に出して言うように演奏をして」と指示を出したため、全員がそれに従ったところ、指揮者が突然笑い出しました。そして「若い子の“愛してる”は強いね!」「今回は50代の落ち着いた男性が甘くささやくような感じで」「愛を叫ばないで」と、指示の趣旨を改めて解説したそうです。
「愛してると声に出す感じ」という演奏、素人であるわれわれには想像もつきません。さらに演奏を聞いて「若い人の叫ぶような愛ではなく、落ち着いた50代男性が甘くささやくような感じで」と即座に言語化できる指揮者にも驚きます。例えるならば「感覚で分かり合っているプロの現場」……という感じでしょうか。
このツイートには「なるほど、『叫ぶ』も『囁く』も『言う』だもんなwそれを即理解して言語化して訂正できる指揮者もすごいw」「この指揮者さんのほんの一瞬の表現力にホァーッ…てなる 確かに『愛してる』はただ言うだけなら年代で相当言い方が変わりそうだ」「『愛してる』って言うのも世代によってフォルティシシモからピアニシシモまで強弱があるんですねw50代が愛を甘く囁くなら20代は愛を叫ぶ。30代は愛を謳い70代は愛を静かに呟く、というところでしょうか」など、指揮者の表現力に感心した、というコメントが寄せられています。
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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