ごはんやおかずでキャラクターや動物などを表現する「キャラ弁」。クオリティーが高いお弁当がSNSなどでもたくさん公開されています。今回紹介するのは、高校生の息子さんに作っているキャラ弁。どれもクオリティーが高く、センスを感じるお弁当です。
高校生の息子さんにキャラ弁を作っているのは、Instagramユーザーのまこ(@netaben_vs_dk)さん。息子が高校生になってお弁当作りを始め、モチベーションアップのためにInstagramに投稿しているそうです。お弁当を作るだけでも大変ですが、まこさんの作るお弁当は驚くほど凝っています。
お弁当は今人気のアニメから懐かしのアニメのキャラクター、有名人などがモチーフになっており、バラエティに富んでいます。アニメの名ぜりふやクイズ、「テスト頑張って」など息子さんへのメッセージなどをセリフで添えたものもあり、あとで見返しても思い出がよみがえりそうな力作ぞろい!
アイデアのおもしろさに加えて、イラストもハイクオリティー。これらのお弁当を作るには、相当な手間ひまがかかっていることに間違いはありません。そんなお弁当作りについて、投稿者のまこさんにお話を聞きました。
――お弁当を作るのにどのくらいの時間がかかっていますか
まこさん: オブラートに描くイラストは線のみ白黒だと30分、着色すると1時間、おかず作り、詰めるなどに1時間、合わせて2時間ほどかかります。
――どのようにお弁当を作っているのですか
まこさん: 絵は全て自分で描いてます。オブラートに食用の竹炭パウダーを墨にして筆で書いたものを、チーズに貼っています。着色はたまに(写真を)パソコンで加工したものもありますが、だいたいが食紅などの着色料で塗っています。長男や、長男が友達と楽しいランチタイムをすごせるようなネタを考えて描いてます。
――息子さんの反応はいかがですか
まこさん: 本人は無反応ですが、反抗期で会話がほぼない日常の唯一のつながりであるお弁当、関わりが少しでも持てるよう、母の戦いは続きます。諦めません、卒業までは!
コロナのため一時期食堂が閉鎖され、教室で食べていたとき、休み時間に入るとクラス全員がまず長男のお弁当を見に来ることが恒例になったそうです。『ONE PIECE』のキャラクターを描いたときには、ONE PIECE好きな友達がお弁当の写真を撮ったりして、まわりの友達は楽しんでくれているようです。
青春時代をコロナ禍で過ごす世代となってしまった長男、少しでも楽しいランチタイムを過ごしてほしいという思いもあります。大きくなって親の手を必要としなくなりましたが、家を出て一人でやっていくときに、ふと思い出してくれたらいいなと思っています。私にとって、お弁当は長男との大切なつながりだと思っています。
まこさんのInstagramでは、今回紹介した以外にもたくさんのキャラ弁が公開されています。見るだけでも楽しい気持ちになれる、創意工夫に満ちたお弁当をチェックしてみてくださいね。
画像提供:まこ(@netaben_vs_dk)さん
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