サッカー界の“王様”ペレが82歳で逝去 ロナウドやジーコらレジェンドが次々追悼メッセージ「彼の魔法は残り続ける」「ずっとお手本となる存在」(1/2 ページ)
17歳で出場したW杯でブラジルを初優勝に導きました。
サッカー元ブラジル代表としてW杯を3度制覇したペレが、12月29日に82歳で逝去。ペレは、がんの進行と、腎臓・心臓の問題を抱え、11月末からブラジル・サンパウロ市内の病院に入院していました。
ペレの公式Instagramアカウントはポルトガル語と英語で声明を発表。「今日、静かにこの世を去った“王者”ペレの旅は、インスピレーションと愛に彩られていました。その旅路において、エドソン(ペレの本名)はその天才的なスポーツで世界を魅了し、戦争を止め、世界中で社会活動を行い、彼が最も信じる『すべての問題を解決するもの』である愛を広めたのです。彼の今日のメッセージは未来の世代への遺産となります」とその人生を称えています。
一方、ペレの娘・ケリーも自身のInstagramで、「私たちのすべてはあなたのおかげです。私たちはあなたを限りなく愛しています。安らかに眠ってください」と父への思いをつづっています。
ペレは1940年にブラジルで誕生し、16歳でサッカーブラジル代表に選出。17歳で初出場した1958年のW杯では、準決勝でのハットトリックや決勝での2得点によりブラジルをW杯初優勝に導きます。その後、W杯には4大会連続で出場し3度優勝。ブラジルを“サッカー王国”に変えたことから、サッカーファンの間では“王様”とも呼ばれるようになりました。
その後、1974年にいったん引退し、翌75年から3年間現役復帰。サッカーの伝道師としてさまざまな活動に取り組み、競技人口の増加に大きく貢献したといわれています。
このペレ逝去の報に対しサッカー界のレジェンド選手たちも弔意を示しており、ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド、元イングランド代表デビッド・ベッカム、ブラジル代表ネイマール、元ブラジル代表で日本代表監督でもあったジーコ、元ブラジル代表ロナウジーニョ・ガウショ、元日本代表の本田圭佑選手がInstagramでペレを偲んでいます。
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事故の状況は調査中としています。