ある家庭の「小銭つかみ取り大会」が激アツ 瓶から取り出せた額がそのままお年玉になる完全実力主義の世界(1/2 ページ)
いかにして瓶の口を抜け出せるギリギリまで握り込むかが重要。
毎年ある家庭でお正月に催されている「小銭つかみ取り大会」が楽しそうだとTwitterで話題です。つかみ取った硬貨の総額がそのままお年玉になるルールで、ハイスコアをとれればうれしいし、財布もあったかくなるし、攻略のしがいがある……!
大会は社会学者の中井治郎(@jiro6663)さん一家による恒例行事。梅干し作りに使うような大瓶にどっさり詰められた硬貨を、手のひら1つでいかにつかみ取るかの一発勝負です。
瓶の中には全硬貨が入り交じっており、いかにして500円玉を多くつかむかがハイスコアの鍵となります。ただし、手を入れるときに瓶を見てはいけないルールがあるので、全ては手探り。また、たくさんつかめたとしても、瓶から手を抜けなければ意味がないので、参加者は自然と瓶の口を通れるギリギリを攻めることに……シンプルにして奥が深い。
長年催されてきた大会だけあって、参加する縁者も手慣れている様子。ひと勝負終わるたびに結果がすばやく集計・記録され、過去の成績をもとに「昨年よりいくら上回った」などと発表されるのだそうです。歴史の積み重ねを感じます。
競技は年齢層別で行われており、「大学生男子の部」ともなると気迫がはるかにレベルアップ。また、子どもたちの「お年玉杯」が終わると、OBOG戦として「大人の部」が始まります。こちらはお年玉が発生しない純粋な競技ですが、拳が抜けずに「痛い!!痛い!!」と絶叫したりしながらも、みなさん誇りをかけて真剣に挑んでいるのだそうです。
最後は主催者(中井さんの母親)の実演をもって締めるという、なんとも神事らしいこの大会。大所帯でやったら大いに盛り上がりそうです。
画像提供:中井治郎(@jiro6663)さん
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まるで昔の映画のワンシーン。