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「成人は歯磨き粉を歯ブラシ全体に付けるべき」歯磨き粉の推奨される使い方を日本口腔衛生学会ら提言(1/2 ページ)

虫歯予防のために知識をアップデート。

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 フッ化物配合歯磨剤(歯磨き粉)の推奨される利用方法を、日本口腔衛生学会など歯科医療に関わる4つの学会が発表しました。近年の研究による、新たな基準での歯磨き方法を提示しています。

歯磨き粉 歯磨きの方法をアップデート

 日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会による合同の提言。基本的には「歯磨きは就寝前を含め1日2回」「歯磨き後は歯磨き粉を軽く吐き出し、うがいする場合は少量の水で1回のみ」としつつ、年代別の使用方法を説明しています。

 歯磨き粉の適量は、歯が生えてから2歳までは米粒程度(1〜2ミリ程度)、3〜5歳はグリーンピース程度(5ミリ程度)、6歳以上から成人・高齢者は歯ブラシ全体(1.5〜2センチ程度)とのこと。これは飲み込んでしまうリスクを考慮したもので、乳幼児が誤って大量に食べたり飲み込んだりしないよう、使用法と保管場所への注意も呼びかけられています。

歯磨き粉 年齢別に適切な種類と量を使用。軽くすすいで成分を口内に残すのが大事だそうです

 使用する歯磨き粉については、年齢に合ったフッ化物濃度の製品を選ぶよう推奨されていますが、多くの市販品に濃度は記載されていません。学会は、フッ化物の種類と濃度の表示義務が定められた国際規格(ISO 11609)にあわせて明記するよう求めています。

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