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「なんで日本くんはできない?」 人気YouTuber佐伯ポインティの「アフターピル使った人」の体験談動画が「めっちゃ有益な情報」と好評(1/2 ページ)

日本では医師の診察が必要なため薬局で入手できなかったり、費用が高かったりなどの課題があるとされています。

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 人気YouTuberの佐伯ポインティさんが公開した「アフターピルを使ったことがある人の話」に関する動画が、「めちゃめちゃ有益な情報やんか」「保健の授業でこれ流そう」などと好評です。アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊の失敗や性暴力など望まない妊娠を防ぐため、事後72時間以内に使用するピルです。日本では医師の診察が必要なため薬局で入手できなかったり、費用が高かったりなどの課題があるとされています。

 ポインティさんは完全会員制「猥談バー」の店長を務めており、TwitterやYouTubeなどで視聴者から寄せられた“猥談”を語る動画を公開しています。LGBTQなど性的マイノリティや生理(月経)など真面目なテーマにも積極的に取り組む姿勢が人気で、今回はアフターピルに焦点を当てました。

 動画では、アフターピルに関する体験談が多数語られ、「100%防げるわけじゃないと言われ、生理もすぐ来ない。自業自得だけど不安で毎日泣いてた」「金曜の夜はガチで焦る、やってるとこなくて土曜に仕事抜け出して1時間半かけて(病院に)行った」など、アフターピルが入手しづらい日本の状況を受けて不安だった、苦労したという声が複数見られました。

 ポインティさんは「これ調べてみたらな、アフターピルって『性交後24時間以内に服用することで約95%の妊娠阻止率がありますが、72時間以内の服用で84%、120時間以内の服用で63%と、時間とともに妊娠阻止率が低下していく』んだって。本当に100%防げるわけじゃないし、一刻を争うから本当に不安があったらすぐ病院調べてね」と、優しくアドバイス。

 また、日本でのアフターピルを巡っては費用が高いだけではなく、インターネット上で偽物(避妊に効果のある成分が含まれていなかったり、体に害のある成分が含まれていたりするもの)が流通している現状があります。ポインティさんはこのような状況を踏まえ、「ちゃんとしたものを買わないといけないから、体がつらくない側がちゃんとお金を出してあげてよ本当に……」と、嘆くように呼びかけました。

 なかには、海外で使用したという視聴者もおり、「アメリカで使いました。ドラッグストアで買えます!私は副作用はなかったです」という体験談も。ポインティさんは「これね調べてみたんだけど、『世界では約90の国・地域で、医師の処方箋なしに緊急避妊薬を薬局等で購入』できるっていう状況なんだって。なんで日本くんはできないわけ?」と疑問を呈しています。

 最後にポインティさんは現在アフターピルの市販薬化を巡り、国民に広く意見を求めているパブリックコメント(パブコメ)に言及。「これまでね、しんどい思いしてきたなあとかさ、こういうときあったなという思いをした人は、今後自分じゃなくても同じような思いをする人が減ってほしいじゃん、絶対」「未来にそういう思いをする人を減らすために一声書いちゃってみてくれよな!」と明るく呼びかけました。

 ポインティさんが呼びかけた、パブコメの募集は1月31日の23時59分まで。郵送だけではなく、インターネット上から提出できます。オンラインでは名前や住所などの個人情報は書かずに、自分の意見を提出可能。自分の意見(賛成か反対か)とその理由が必須で、「検討会で上がった課題点について意見」は可能であれば、「自身が思う理想の緊急避妊薬へのアクセス」は余力があればで構わないとされています。そのほか、詳細は「#緊急避妊薬を薬局でパブコメを書いてみよう!」まで。

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