試合中の事故で一時心肺停止・危篤状態だった米NFL選手が復活 ケガは「神様が与えてくれたもの」(1/2 ページ)
守備で相手選手にタックルした際に負傷した「バッファロー・ビルズ」のダマー・ハムリン選手。
米ナショナル・フットボール・リーグ(以下、NFL)「バッファロー・ビルズ」のダマー・ハムリン選手が1月28日(現地時間)にInstagramを更新。一時は危篤状態とまで報じられた負傷から復帰して以来、初めてカメラの前でコメントを発しています。
ハムリン選手は2日(現地時間)、対シンシナティ・ベンガルズ戦で守備中、相手選手にタックルした際に倒れ込み一時心肺停止の状態に。翌日、チームは本人が危篤状態にあると発表していましたが、11日に無事退院を報告。以降はチーム本拠地のニューヨーク・バッファローでリハビリを続けていました。
復帰後初めてカメラの前に立ったハムリン選手は、「いろいろ対処すべき問題が多かった。身体的にも、精神的にも。だから適切なタイミングまで待つのがすごく重要だった」との第一声に続け、「献身的なサポートに、そして僕の身に起こった出来事にさえも感謝してる」「『マンデーナイト・フットボール』(月曜夜に開催される試合中継)での事故は、僕の情熱や愛を試すために、神様が与えてくれたものだったんじゃないかと思っている。それらを必要とする子どもたちや世界中のコミュニティーと共有するのは、僕の夢でもあった」と力強くコメントしました。
さらに、大勢の医療従事者、家族、チームスタッフやファン、ライバル選手に対しても感謝のメッセージを送ったハムリン選手。「NFL全体が、チームへの忠誠心を脇に置いて、たった一人の子ども(ハムリン選手自身を指す)を応援してくれた。でも、僕は何も驚いていない」とリーグの懐の深さを強調し、「本当に深く感謝しているし、これからも絶対に忘れない」と語っています。
終盤では、両手でハートの形を作って見せ、「今後も僕は素晴らしい取り組みをしていきたい。そのためには皆さんの愛やサポートが必要になってくる。僕の旅に皆さんを連れていけることが、楽しみで仕方がない」と笑顔でビデオを締めくくりました。
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