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ANA、羽田保安検査場上部の大型サイネージ撤去しアプリに情報配信 「高齢者切り捨て」と批判も 撤去の理由聞いた(1/2 ページ)

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 ANA(全日空)が、羽田空港第2ターミナルの大型デジタルサイネージを2月9日を持って撤去すると発表し、「なぜ?」「あった方がいい」と波紋を呼んでいます。撤去の理由を聞きました。

 撤去されるのは、保安検査場上部の大型サイネージ。直近の出発便の時間や行き先などが表示されています。なお、出発フロア中央左右のデジタルサイネージや各所小型モニターは残るとのこと。ANAは、「今後は、お客様のモバイルデバイスへ必要な情報をお届けしていきます」としてスマホアプリの活用を勧めています。

ANAのアプリ(画像はWebサイトから)

 発表を受けてTwitterでは「スマホの操作慣れてない、親世代は切り捨てでしょうか?」「保安検査所前の大きな画面でのお知らせは必須と思います」「旅行とかで年に一回使うか使わないかだからそのためにアプリいれるのって面倒」など反対する声が寄せられました。

 編集部ではANAに撤去の理由などについて聞きました。

――撤去の理由を教えてください

ANA 表示できる便情報が直近1時間程度と限定されていることから、更新のタイミングで撤去することに致しました。現在設置されている34台の中小型モニターは今後も継続して設置いたします。また、お客様にはモバイルデバイスで必要な情報を入手していただくべく、ANAアプリのダウンロードをお願い致しております。

――アプリではどのような情報が配信されますか

ANA ご出発の空港、ターミナル、出発時間、搭乗ゲート、座席などに加え、出発24時間以降からはオンラインチェックインのご案内、出発20分前(保安検査場締め切り)まではお荷物のルールのご案内、出発20分以内からは機内サービスのご案内などお時間に応じて情報をお届けしております。

――撤去された跡には何かが掲示されるのでしょうか

ANA 搭乗ゲートへのご案内図を引き続き掲示いたしますので、搭乗券に記載された搭乗ゲートをご確認いただきお進みいただけます。

――スマホに慣れていない高齢者が困るのでは、との指摘もありますが、そういった乗客に対してどのようなサポートをする予定ですか

ANA ターミナル内の各所に中小型モニター34台を引き続き設置し、これまで同様の情報をご提供いたします。また、ANA係員にお問い合わせいただきましたらご案内をさせていただきます。

撤去される大型サイネージ(画像は公式Twitterから)

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