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「白内障体験ゴーグル」が画期的 意外と気づかない「目の病」の恐ろしさを瞬時に理解できそう(1/2 ページ)

早めの治療が大切。

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 白内障になった人の視界を体験できるゴーグルが話題です。多くの人に白内障を擬似的に体験してもらうことで、その怖さを理解してもらうなどの啓蒙活動の一環として注目が集まっています。

 話題になっているのは、 日本白内障屈折矯正手術学会理事の森山涼(@morilock)さんが作ったものです。Twitterに投稿された画像には、白くぼやけた室内の様子が映っていますが、これが「白内障体験ゴーグル」という白内障を患った人の視界を疑似体験した視点のようです。

 白内障が進行して、このように見えづらい状態に至るまで、「個人差はあるので一概に言えないが、数年〜10年単位、早い人は数カ月で進みます」とのことです。


白内障ゴーグル越しに見える世界(視力0.2相当)

白内障見え方体験ゴーグル。3つの視力パターンが用意されている(画像提供:Twitterより)

 白内障見え方体験ゴーグルは3種類あり、視力が弱い近視の人は、元々視界がぼやけるように見えていることもあり、白内障の進行に気づくのが難しそうです。その点について、「単なる近視であれば、近づけると普通に見える。白内障などの病気の場合にはどの距離もぼやけるのが特徴です」と、森山涼さんはコメントしています。


白内障ゴーグル越しに見える世界(視力0.5相当)(画像提供:Twitterより)

白内障ゴーグル越しに見える世界(視力0.8相当)(画像提供:Twitterより)

 また、森山涼さんは、「若い方は急激に真っ白まで進行することが比較的多い」「手術してみて気づかれる方がほとんどですね、慣れは怖いものです」と、徐々に視界が変わっていく白内障の怖さについて声をあげています。

 このツイートには、「温泉や銭湯の湯気の中みたいだね」「想像だけだと難しいので、この様に見せていただく事でとても参考になります」と、白内障になったときの見え方に驚く声や、「私も手術直前はこんなだった」「確かにこんな感じでした。手術したら世界が変わりましたよ」と、実際に白内障を経験したという人の声がありました。

画像提供:森山涼(@morilock)さん

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