さまざまなデザインの便せんやシーリングワックスを取りそろえ、コーヒーを味わいながら手紙が書ける喫茶店「便箋喫茶」(東京都世田谷区)が、Twitterで「凄く気になる! 行ってみたい……」「すてき!」と話題に。お店の紹介をした投稿には、7万件以上の“いいね”が寄せられています。
経堂駅から徒歩5分のところにある「便箋喫茶」は、2021年にオープンした喫茶店。飲み物や食事が楽しめるだけでなく、店内にある便せん、封筒、文房具、シール、マスキングテープなど、手紙を書くのに必要な「手紙セット」が無料で使えるのが特徴です。
店主の「店内で手紙を書いている姿って趣きがあってよくないかな」というひらめきから生まれた「便箋喫茶」。メールやメッセンジャーでやりとりをすることが多い時代だからこそ、手紙を書くことを忘れてほしくないという思いを込めて、「手紙セット」のサービスを考えたといいます。
店内には、シンプルなものから個性的なデザインまで、さまざまな便せんや封筒がそろっています。また、ペンもたくさんの種類が用意されているため、お気に入りの便せんを持ち込んで、大切な手紙を書くのにもぴったりです。
店内では別途有料で、熱で溶かした蝋(ろう)を使って封印するシーリングワックスの体験も可能。なお、「便箋喫茶」ではこのシーリングワックスが一番人気なのだそうです。
店主おすすめの便せんは?
すてきな便せんが集まる「便箋喫茶」。独自のサービスについて、店主に詳しい話を聞きました。
ー取り扱う便せんはどのように集めているのでしょうか。また、特におすすめ便せんがあれば教えてください。
便箋喫茶:便せんは定期的に街を歩いて気になったお店のものを購入しています。一番印象的だったのが「空想街雑貨店」さんです。吉祥寺を歩いているときに、オープンしたてのすてきな空間に魅了されました。レターセットが販売されていたので迷わず購入。店頭に並べるとすぐになくなってしまう人気の便せんです。
ーお客さんは「便箋喫茶」でどのように過ごされているのでしょうか。また、Twitterを見た人からの反響があれば教えてください。
便箋喫茶:手紙を書きにきてくださることはもちろんなのですが、食事やスイーツ、薬膳茶を気に入ってくれる方がいることも大変うれしいです。また、便せんや封筒などを寄付してくれる人もたくさんいらっしゃいます。便箋喫茶のTwitterアカウントを見て、ご自身でデザインをして販売もされているアーティストの方から寄付をいただくこともあり、大変うれしくありがたいです。
実際に訪れた人の感想ツイートも
Twitterでは、お店のツイートを見た人から「私にとって、夢みたいな空間……」「わ!! これは素晴らしすぎるコンセプト」「こういうお店好き、便箋とか何時間でも見てられる」といった反響が。
また、実際に喫茶を訪れた人からは、「ごはんおいしい! のみものおいしい! デザートおいしい! シーリングワックス体験楽しい! お店の雰囲気も素敵! 楽しかったです」「店員さんがあたたかく丁寧に教えて下さり、とても癒される思い出の1日となりました」などの感想が寄せられています。
飲み物を楽しみながら、自分好みの便せんや文具を選び、お気に入りを見つけられる「便箋喫茶」。ゆったりとした時間の中で、すてきな一通が書けそうです。
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