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「女は趣味より家庭優先」の時代、こっそり野球を見に行った妻→夫がかけた言葉とは……? 最高のノロケ話に「尊い」「うるっときました」(1/2 ページ)

ほっこりする祖母と祖父のエピソード。

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 「妻は趣味よりも家庭が優先」という考え方が一般的だった一昔前の時代。こっそり大好きな野球のナイターを見に行った妻へ、夫がかけた意外な言葉が「尊い」とTwitterで話題となっています。投稿には記事執筆時点で5万1000件以上の“いいね”が集まりました。最高のノロケ話だ……!

一昔前の夫婦のやりとりにほっこり
野球のナイターで帰宅が遅くなった祖母へかけた夫の言葉 イラスト:ちゃびすこ(@chiyabisuko

祖母のノロケ話がすてき

「家庭をもったら趣味を捨てて家に奉仕しなければならない」という論を見るたびに思い出すのがウチの祖父で、祖母がどうしても行きたかったプロ野球のナイター中継に行って夜遅くなったのを知って怒り一言、「夜道は危ないから次からはタクシーで帰りなさい」とw

(SOWさんのツイートより)

 投稿者は、TwitterユーザーのSOW(@sow_LIBRA11)さん。「家庭を持ったら趣味を捨て、家に奉仕しなければならない」という考え方に触れるたび、祖母と祖父のすてきなエピソードを思い出すといいます。

 家事をしながら、ラジオでプロ野球中継を聞くのが好きだった祖母。ある日、近所の奥さんからナイターの招待券をもらい、行きたい気持ちが抑えきれずに会場へ足を運んだそうです。その試合は延長となり、帰宅が夜遅くになってしまいました。

 当時の祖母は「夫が働いているときに妻が遊ぶなんてとんでもない」という考えで、夫よりも帰宅が遅くなったことに申し訳ない気持ちだったそうです。

 帰って来た祖母に、祖父は「どこに行ってたの?」と静かに尋ねました。祖母は野球を見に行ったことを正直に告げ「すいません、ごめんなさい、もう行きません」と謝罪します。すると祖父は「なんで謝るのか? 見に行きたかったんでしょう! これからも行きたいなら行けばいい」と、まさかの言葉を返したのでした。

 ただ、祖父は一点だけ祖母に注意をしました。それは「夜道は危ないから次からはタクシーで帰りなさい」というもの。や……優しい……!

 「妻は家庭優先」が普通の時代に、こんな立ち振る舞いができるSOWさんの祖父は、寛容ですてきな男性ですね。

 この話を、何度も聞かせてくれるという祖母。祖父の葬式でも遺影のそばで笑いながら話していたそうです。祖母にとってこの出来事は、とびっきり幸せな思い出のひとつなんでしょうね。

 投稿には「っはーーーーーーーーー! すごいのろけを読んだ!!」「時代に飲まれずありのままで美しい夫婦」と2人にほれぼれする声や、「お祖父様の愛にうるっときてしまいました」「こういう人と家庭を築きたい」と多くの反響が寄せられています。

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