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『推しの子』の横槍メンゴ、チャットAIに経歴を捏造される なぜか“藤田和日郎”要素が混ざった人物像にツッコミの嵐(1/2 ページ)

「『チェンソーマン』で知られるように」だけ、ある意味合ってる。

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 『クズの本懐』や『推しの子』で知られる漫画家の横槍メンゴ(@Yorimen)さんに、チャットAI「ChatGPT」がついた大ウソにツッコミが殺到しています。横槍メンゴさんの代表作が『双亡亭壊すべし』……!?

ChatGPT アニメ化も決定した『推しの子』(画像はAmazon.co.jpより)

 これは「横槍メンゴについて教えて」と、本人が自らChatGPTに聞いたときの反応。AIによると、横槍メンゴさんは2009年に発表した『双亡亭壊すべし』で2010年に第4回「このマンガがすごい!」のオンナ編1位を獲得し、同作の「ミステリー漫画×食べ物」をテーマにした独自の作風で多くの読者を魅了したことになっています。

 しかし『双亡亭壊すべし』は藤田和日郎さんが2016年に連載開始した作品ですし、ミステリー要素こそあれ食べ物の話ではないですし、少年漫画なので少なくともオンナ編の1位は取らないですし、そもそも2010年の「このマンガがすごい!」は第4回ではありません。何ひとつ合ってねえし、かすりもしねえ……!

 なお、AI史観ではその後横槍メンゴさんは『探偵が早すぎる』や『チェンソーマン』などの作品で知られるようになり、現在も精力的に活動を続けているとのこと。Twitterでは「本人の作品が1つも挙がっていない」「活動範囲広い」とツッコミの声が上がる一方、横槍メンゴさんが熱狂的なチェンソーマンファンであることから、「『チェンソーマン』で知られるように」のくだりだけ正解とする声もみられます。

ChatGPT 編集部でも試してみた結果。『リヴァイアサン』は17世紀の政治哲学書のほうかもしれない

 なお、編集部でもChatGPTに同じ質問をしたところ、横槍メンゴさんは「過激な暴力描写や独特の画風、強烈なストーリー展開で知られる日本の漫画家で、社会問題や政治的なテーマを扱った作品も多く、その作品世界には強いメッセージ性が込められている」と、部分的に合っているような寸評が返ってきたのですが、代表作として『バキ』シリーズ(板垣恵介)と『リヴァイアサン』(大塚英志原作、衣谷遊作画)が挙げられ、台無しになりました。人間には思いつきそうもない捏造ができる点はさすがAI(?)。

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