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空に浮かぶ雲の色が白くなったり黒くなったりする仕組みについて、実際に生成した雲を使って説明する動画が分かりやすいです。そういうことだったのか!
サイエンスアーティストの市岡元気先生(@genkiichioka)さんによる、雲の色が変わる仕組みを解説する動画。
雲は温かい空気が上空に上がり、冷たい空気と混ざり合うことで水蒸気が水の粒になって生まれるもの。実験では、まず水槽に溜めたお湯にマイナス196度の液体窒素を注ぎます。温かいものと冷たいものが混ざることにより、たちまち水槽内が白い煙=雲で覆われました。
さらにスマホのライトを太陽に見立て、雲の後ろからライトを照らすと、白く見える雲が出来上がりました。雲の厚みが薄いと、太陽光が通過しやすいため雲は白色に見えるのだそうです。
ところが水槽の向きを変えて、雲の厚みを分厚くしてみると……? 光を通しづらくなり、雲が黒く変化しました。市岡さんによると「分厚い雲だと太陽の光が届かずに、グレーだったり黒だったり雲の色が濃くなる」のだそうです。
また、雲が薄い場合であっても、霧がたくさん発生すると光を遮るものが多くなるため、黒い雲になるとのこと。動画には、「これ地味に気になってたから解説たすかる」「黒い雲ができると雨が降りやすいと言われる理由も納得したわ」と感心した視聴者からのコメントが寄せられています。
投稿提供:市岡元気先生(@genkiichioka)さん
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