「ゲームに課金しているようじゃこの先心配」2012年の発言でネットミーム化した中学生が現在は東大生 あのドヤ顔インタビューの真相を語る(1/2 ページ)
実は本人もゲームにハマっていた……!
「ゲームっていうのは暇つぶしのためにあるのであって、その暇つぶしにお金をかけているようじゃこの先心配」と、中学生がドヤ顔で語る街頭インタビューの画像を、ネットで見かけたことはありませんか? その本人がYouTubeに登場し、2012年当時に何が起きていたのか、真相を語りました。
あのインタビューがきっかけで学校でのあだ名が「ドヤ中」になったという、元中学生が出演したのはYouTubeの「バキ童チャンネル」。主催者のぐんぴぃさんもまた、AbemaTVの街頭インタビューでの「バキバキ童貞です」発言がもとでネットに顔が知れ渡り、不当にフリー素材のような扱いを受けてしまっている人物です。今回はドヤ中さんから「僕もフリー素材ですけれども」と連絡があって、コラボ動画が成立したとのこと。
「ドヤ中ニキ(ぐんぴぃさん命名)」さんを有名にした街頭インタビューは、関西のローカルニュース番組が大阪駅周辺で行っていたもの。前述の発言は、「携帯ゲーム(当時はガラケーのゲームが主流)の重課金者を批判している」と解釈され、スクリーンショットやアスキーアートといった形でネットに拡散されてきました。
しかし、動画で明かされた真相は、放送とは全く異なるものでした。ドヤ中ニキさんは課金の是非について聞かれ、くだんの発言の前にまず「実は僕もゲームで1万円くらい使ってるんですけどね」と答えていたというのです。あれ、むしろ課金する側の人?
要約すると「ゲームという暇つぶしに1万円も課金してしまっている自分は、この先が心配ですね」という自虐が、あの発言の真意。それが放送では前段の部分がカットされたうえに、精一杯に作った笑顔がドヤ顔っぽく映り、あたかもゲーマーをあおっているかのような場面ができあがってしまったわけです。
動画ではほかにも、「中学の諸父兄から『テレビ見たよ』と声をかけられた」「ゲーマーの父兄がアンチ化した」「父親が会社の取引先から『お宅の息子さんアスキーアートになったんですってね。すごい!』とほめられた」など、当時のエピソードが続々。なお、ドヤ中ニキさんは現在東京大学に通って勉学やオペラのサークル活動に勤しみつつ、スマホゲーム「ウマ娘」もたしなんでいるそうです。なんというか、いろいろと“持ってる”人なんだなあ……。
ぐんぴぃさんはTwitterハッシュタグ「あの画像は実は私です」を頼りにネットミーム化した人物を探しており、まれにこうした形でコラボ動画を実現。過去には通称「自己防衛おじさん」や「チャリで来た。の人」、「国鉄のにおいがムンムンするからニキ」との共演を果たしています。
動画提供:バキ童チャンネル
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