Amazonプライム・ビデオで3月4日にライブ配信された「侍ジャパン vs. 中日ドラゴンズ」をめぐり、“ラジオのような実況”が賛否を呼びました。ラジオ中心に活躍してきたアナウンサーの起用について、Amazonに起用の狙いを聞きました。
Amazonプライム・ビデオでは3月9日から始まる「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(WBC)」の日本代表「侍ジャパン」の全試合と準々決勝(3月16日のみ)、準決勝、決勝をライブ配信する予定です。
WBCに先だって、プライム・ビデオでは4日に開催された侍ジャパンと中日ドラゴンズとの強化試合も配信。その際に試合の実況が話題になり、Twitterで「アマプラ実況」がトレンド入りしました。
実況に起用されたのは、文化放送で「ライオンズナイター」を担当する斉藤一美アナウンサー(全試合配信で実況を担当)。ラジオ中心に活躍してきた斉藤アナの「“日本一やんちゃな野球中継”と言われるほど豊かな表現で繰り広げられる熱いゲーム実況」(文化放送の記事より)には賛否さまざまな意見が寄せられました。
映像配信にラジオさながらの実況が流れることに「情報量多くて疲れる」「ちょっとうるさすぎる」と批判的な意見が見られた一方、「ラジオっぽさが新鮮で面白い」「状況がわかりやすい」「ゲームしながらでも普通にみられてありがたい」など好意的な声も見られました。
「これでもラジオ実況よりだいぶセーブしてると思う」「最初はうるさいと思ってたけど、めちゃくちゃ面白いわ笑」といったコメントも。
斉藤アナは試合後、自身のTwitterで「忌憚のない多数のご意見、必ずや次戦への糧にいたします」とコメントしています。またTwitterでは途中でトーンが変わったとの声もあり、反響を見て臨機応変に調整していることがうかがえます。
ラジオ実況を担当してきた斉藤アナをWeb中継に起用した狙いについて、ねとらぼ編集部がアマゾンジャパンに聞いたところ下記の回答がありました。
「斉藤一美アナウンサーは、野球への愛情が非常に強く、選手からの信頼が厚いことや、情報収集能力が高く、取材力があることに加え、豊富な語彙力と表現力に優れ、確かな実力があること、そして、野球界では名前の知れた名実況者であり、ファンも多いことから、今回オファーをさせていただきました」
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