猫ちゃんがアレルギーを起こした意外な原因を描いた漫画が、Twitterで紹介されています。投稿は記事執筆時点で4000件以上リツイートされ、6000件を超える“いいね”が寄せられています。編集部は猫のアレルギー症状について、獣医師に話を聞きました。
この漫画を投稿したのは、楠 あやと(@Kusunoki_Ayato)さん。過去に愛猫をたらこ唇にしてしまった経験を描いています。
ネット注文した荷物を受け取った楠さん。梱包に使われていた段ボールを猫ちゃんに献上します。多くの猫ちゃんがそうであるように、こちらの猫ちゃんも段ボール好き。中に入って遊ぶ姿は、とてもかわいいです。
異変に気付いたのは数日後。猫ちゃんの口が、たらこ唇になっていたのです。
慌てて動物病院に行くと、体調、フード、オモチャなどに変化がないか聞かれます。「特に心当たりがない」と答えると、血液検査をすることに。猫ちゃんにとっては、うれしくない時間です。
しばらく待っていたところ検査結果が判明。アレルギー反応が出ていると告げられ、再度「ここ数日で思い当たる節はない?」と聞かれます。
段ボールをあげたことを思い出してアレルギーの原因になるかを聞いてみると、「その可能性は多いに有りうる」という返答。段ボールはどんな環境で保管されていたか分からず、きれいに見えても衛生的ではないこと、肉眼で見えないダニや虫の卵、カビなどが付いている可能性があること、猫ちゃんが喜ぶからと与えてしまうのはリスキーなことを知っておいてといわれてしまいます。
指示されたのは段ボールを撤去して掃除をし、原因と思われる要素を消していくこと。抗生物質の飲み薬も出してもらいました。
最終的に完治したものの一時はヒヤヒヤしたという楠さん。その後、猫ちゃんには症状が出ていないそうですが、「あなたの部屋の段ボールはきれいと言えますか?」と問いかけています。
リプライ欄には「治ってよかったです」「我が家のにゃんこもダンボール大好きなので気をつけます」「貴重な体験談の共有ありがとうございます」といった声が寄せられています。
ちなみに、最初にたらこ唇に気付いたきっかけは「口を開けててかわいい」と思ったこととのこと。日ごろの体調チェックの大切さを感じます。
編集部は、ガイア動物病院(東京都杉並区)の院長 松田唯さんに猫のアレルギー症状について聞きました。
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