バレーボール日本代表の藤井直伸さん、胃がん転移での旅立ちを“盟友”が追悼 「お前は死なない」「同期で良かった」(1/2 ページ)
多くの友人やファンに愛されていた藤井さん。
東京オリンピック男子バレーボール日本代表で、ステージ4の胃がんで闘病していた藤井直伸さんの訃報を受け、同じV1男子「東レアローズ」に所属している主将の峯村雄大選手ら盟友が追悼メッセージを寄せています。
藤井さんの訃報が報じられた12日に、Vリーグのレギュラーラウンドで「堺ブレイザーズ」に勝利していた東レアローズ。偶然にもこの日は藤井さんの背番号と同じ21勝目だったこともあり、峯村選手は選手たちが集まって亡きチームメイトのユニフォームを囲んだ集合ショットをInstagramに投稿。
峯村選手は「21勝目。特別な一勝でした」「藤井さんだからこそ癌とここまで戦えたんだと思います」と、長い闘病期間を生き抜いた藤井さんを追悼。お見舞いに行くたび、いつもチームのことを気にかけてくれていたことを回顧しながら、「いつも自分よりも相手、チームを優先し、自分の心配をさせまいと明るく接して下さっていました。会うたびに僕たちの方が元気をもらって、安心させられて。本当にすごい方です」と敬意を表しました。
また、大学時代から付き合いがあるV1男子「ウルフドッグス名古屋」所属の伏見大和選手は、東レ時代ともに戦った藤井さんとの写真を投稿し「藤井に出会えて良かった。藤井の同期で良かった」「大好きだぜ」と心からの思いをコメント。
同じく東レ同期で現在はドイツ・ブンデスリーガのユナイテッド・バレーズ・フランクフルトへ所属している井手智選手も「お前は死なない。みんなの心の中で生き続けるからな」「一緒に過ごした時間のこと一生忘れないよ」と天国にメッセージしています。
ファンからは「もうあの笑顔が見られないなんて 癌が憎いし悔しいです」と悲しむ声とともに、「藤井さんの笑顔大好きでした!」「東レアローズに出会えた事、藤井君に出会えた事、一生忘れません」と生前の姿を思い返しながら思いを伝える声が寄せられていました。
藤井さんは2021年の年末から目の不調が続いており検査入院したところ、脳に転移しているステージ4の胃がんが判明。2022年2月27日に病を公表し、がんを克服して現役復帰することを目標に闘病へ励んでいましたが、2023年3月10日に帰らぬ人となったことがチーム公式を通じて伝えられていました(関連記事)。
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2021年末から目の不調を感じていたとのこと。