愛犬との散歩中、少年から「この犬、何歳ですか？」と声をかけられたので年齢を伝えると、少年はなぜか納得いかなそうな表情を浮かべ……。そんなエピソードがTwitterに投稿され、記事執筆時点で1万7000件のリツイート、12万3000件以上のいいねを集めています。投稿者は十海さん（@hywel_m）です。
愛犬との散歩中に出会った少年は……
犬の散歩で公園へ。出会った少年が「この犬、何歳ですか」と聞いてきた。
「五歳です」「うーむ」何か納得行かなそうな表情。
「僕はもっと昔にこの犬に会ってるはずなのです。小さい頃カニを獲っていて、その時に会いました」
待てよ。それは心当たりがある！
ある日、十海さんが愛犬の「ハルト」くんと公園を散歩していたときのこと。1人の少年と出会い、「この犬、何歳ですか？」と尋ねられたので「5歳です」と答えました。しかし少年は「うーむ……」と何か納得いかなそうな表情を浮かべます。少年いわく、「僕はもっと昔にこの犬に会ってるはずなのです。小さいころカニを獲っていて、そのときに会いました」とのこと。この言葉を聞いた十海さんには、思い当たることがありました。
十海さんによると、少年と出会った公園付近は、7年ほど前まではまだ側溝が整備されておらず、サワガニが獲れていたとのこと。そのとき、確かに愛犬の散歩中に子どもたちと出会ったのですが、連れていたのはハルトくんではなく、初代犬の「ざんくろー」さん。2匹は体のサイズは異なるものの、見た目がそっくりなのだそうです。
ざんくろーさんの面影を求めてハルトくんを迎えた経緯もあり、十海さんは覚えていてくれる人がいてとてもうれしかったといいます。そのため、少年には「それは、この犬の前に家にいた子です。年をとって病気で死んじゃったけど、この子とそっくりです。覚えていてくれて、ありがとう」と感謝を伝えたとのこと。ざんくろーさんとハルトくんがつないでくれた不思議な縁に、心がほんわかした気持ちになりますね。
十海さんの投稿には「とても素敵なお話でほっこりしました」「小説かと思ったら実話で感動」「亡くなった子を覚えていてくれている人がいるって本当に幸せなことですね」「覚えていてくれる人の心に生き続けるよ」といった、あたたかい声が集まっています。
小説家・ゲームシナリオライターとして活躍している十海さん（@hywel_m）のTwitterアカウントでは、ハルトくんや一緒に暮らしている猫ちゃんの日常も公開されています。
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