日テレ「スッキリ」ペンギン池落下に日本動物園水族館協会が声明 「動物への安全面や衛生面で配慮が欠落」(1/2 ページ)
「スッキリ」の番組内では、MCの極楽とんぼ・加藤浩次さんらが謝罪しました。
日本テレビ「スッキリ」にて、栃木県那須にある「那須どうぶつ王国」からの生中継で、タレントがペンギンのいる池に落下した件(関連記事)について、日本動物園水族館協会が声明を発表しました。
問題は3月24日の生中継で、お笑い芸人・オードリーの春日俊彰さんがペンギンのいる池に入ったというもの。MCの極楽とんぼ・加藤浩次さんが何度も春日さんに対して「足もと気をつけろ」とあおった後、春日さんが大げさにリアクションを取って池に落ちる様子が放映されました。
日本動物園水族館協会は、同協会がテレビ局などマスメディアに取材協力する背景について、「広く人々に動物たちや命の大切さを知り学んでいただき、さらに生物多様性や地球環境の保全にも関心を向けていただくことを望んでいるから」と説明したうえで、「スッキリ」の番組内容についてこう批判しています。
「今回の番組内容は、そのような目的に合致したものとはとても思えません。動物園の動物に対する安全面や衛生面への配慮が欠落しており、現在、日動水(日本動物園水族館協会)が積極的に取り組んでいるアニマルウエルフェア(動物福祉)にも反していると感じられるからです」(日本動物園水族館協会)
また、「笑いやバラエティーは人間社会にとって必要なもの」としつつも、「動物に対する敬いの気持ちを忘れて単に笑いの対象とするような行為は日動水として認められないものです」と言及。日本動物園水族館協会および加盟する動物園や水族館には、動物への多様な配慮がなされていない番組制作へ積極的に協力する意思は、ないとの立場を表明しました。
なお、那須どうぶつ王国は生中継が放映された3月24日、事前に打ち合わせでのすり合わせがなかったとして、テレビ局側に厳重に抗議したとTwitter上で公表。同日、「スッキリ」の公式サイトには、「動物への安全配慮が不足しておりました」などと弁明する謝罪文が掲載されました。また、3月27日には「スッキリ」の番組内でも、MCの日テレアナウンサーと加藤さんらが謝罪しています。
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三度見くらいしてしまいそう。