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バンド「ヤバT」の曲、リリース4年で3度目の歌詞変更 「またか!」「厳しい世の中」(1/2 ページ)

発表当初は「390円」でした。

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 ロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん(ヤバT)」が、「喜志駅周辺なんもない」の歌詞変更を発表しました。4月から近鉄の運賃が値上がりしたため、Aメロの「天王寺まで○○円はイタい」のくだりも値上がりします。世知辛い……。

ヤバT ヤバイTシャツ屋さん(公式サイトより)

 「喜志駅周辺なんもない」はメンバーのこやまたくやさんが、大阪の喜志駅近辺で暮らしていた時代を歌った曲。序盤で繰り返される天王寺行きの運賃(近鉄で喜志駅から大阪阿部野橋駅まで行き、天王寺までは徒歩)は、発表当初は「390円」でした。

ナビT 喜志から天王寺へ行く場合、近鉄の長野線と吉野線を乗り継ぎ、大阪阿部野橋駅で降りてから徒歩7分(NAVITIMEより)

 その後、同区間の運賃は2014年の消費税増税に伴い400円になった後、さらに2019円の増税で410円に。その都度、同曲の歌詞にも値上げが反映されてきました。そして2023年4月、近鉄がコロナ禍による利用者減などを理由に運賃を改定。ヤバTも3度目の変更を行い、「天王寺まで490円はイタい」としました。

 時勢を感じさせる歌詞変更は、「またか!」「歌で運賃の値上げを知るとは」「厳しい世の中」「律儀なTシャツ屋さん」などと反響を呼んでいます。

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