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東京都新宿区の区長が、先般から議論になっている明治神宮外苑再開発をめぐり、緑の保全について基本的な考え方を示しました。
神宮外苑の再開発をめぐっては、多数の樹木が伐採されるとして見直しを求める声が上がっていました。新宿区の吉住健一区長は、区は東京都からの意見照会に際し、「創建時からある既存の樹木は保全に努められたい」「神宮外苑の創建趣旨を踏まえ、歴史や文化を踏まえた計画とされたい」「計画全体の中で緑の質の向上を図り、緑豊かな都市環境の保全・強化に努められたい」と回答してきたと説明しています。
区長は基本的な考え方として、「建国記念文庫周辺の神宮外苑の創建時からある移植可能な樹木について、当該地で移植が困難な場合には、区有地に移植するなど、将来的に神宮外苑地区の歴史ある風致を継承できるよう協力する」など緑の保全に協力することを示しています。
また、神宮外苑再開発の見直しを求める書簡を送っていた音楽家の坂本龍一さんが先日亡くなったことについて、「生前の坂本龍一様からのお手紙をはじめとして、関係者の皆さまからのご意見やご質問をいただき、本日コメントを発表する予定でしたが、突然の訃報に驚いております」と述べ、「今後も、賑わいと潤いのバランスのとれたまちを目指して取り組んでまいります」とコメントしています。
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