アリババが運営する通販サイトAliExpress(アリエクスプレス)で、「荷物が破壊されました」という目を疑う配送状況ステータスになっている画像が話題になっています。は、破壊……!? 賊にでも襲われたんか……!? 何がどうしてこんなことになったのか、AliExpressに話を聞いてみました。
この画像を投稿したのは、PPPYOさん(@POPEPUYO)。「aliexpressで買ったもの破壊されたんだけど」の一言とともに投稿された画像は、15万件近いいいねがよせられるほど話題となりました。
PPPYOさんによると、購入した商品が届かないなと見てみたらこうなっていたとのこと。なお、全額返金されることになったそうです。
この表記についてネット上では、アリババやAliExpressが中国運営であることから、翻訳の関係でおかしくなっているのではないかとする声があがりました。しかしリプライ欄には、「お仲間です」と「Package destroyed」のステータスになっている画像が投稿されています。やっぱ破壊されとる!
いったいこの破壊とは何なのかAliExpressに話を聞いてみたところ、やはり中国語の直訳が原因とのこと。正しい日本語は、「荷物は破棄されました」になるそうです。
この荷物の破棄は、荷物の受取人の住所が間違っていたり、受取人と7日間連絡がとれなかったりして「配送失敗」扱いになった場合に発生するもの。配送失敗になると、送り主(AliExpress出店者)の指示に従ってその荷物が破棄されることになるそうです。また、英語の「Package destroyed」も、翻訳の都合によるものでした。
というわけで、戦争ゲームの貨物輸送ミッションのような過酷な配送が行われているわけではなかったようです。他にもAliExpressの日本語サイトでは「紛争を開始」ボタンが存在するなど、ところどころ強烈な表記が存在しています。
画像提供:PPPYOさん(@POPEPUYO)
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