3Dプリンタで作った建造物をリアルに仕上げる工夫が、多くの関心を呼んでいます。ツイートには、「天才現わる!!」「いろいろ応用できそうな技」「なんとお手軽!」などの声があり、記事執筆時点で約2万2000件の「いいね」を集めています。
投稿者は、鉄道模型関連の製作をしている、B作(@Btoretsukuru)さん。3Dプリンタで出力したレンガ橋脚の、「加工前」と「加工後」2枚の画像を投稿しています。加工前と比較すると、その差は一目瞭然。「ジップロックにレンガ橋脚と砂利を入れてバサバサ振る」という手法で、ダメージ感を意図的に与えたそうです。
加工前は、ツルツルでプラスチック感が強く、まさに人工物といった見た目。一方、加工後は、全体的に大小さまざまなキズが目立ち、月日を経て自然にダメージを受けたような見た目になっています。
自然の砂利を利用することで、建造物が雨風や土砂にさらされて少しずつ削られていく過程をギュッと凝縮。合理的に自然の劣化を表現しています。レンガの1つずつにダメージ感を加えようとすると時間がかかってしまいますが、この方法であれば大幅な時間短縮が見込めるというメリットもあります。
このツイートには多くの称賛が集まったほか、「ジーンズのストーンウォッシュ(ダメージ加工)連想しました」「ストーンウォッシュという発明は色んなところで応用できるんだな……」と、軽石を利用した衣服の摩耗手法を連想する人の声や、「ガンプラの塗装後にコレをしたら……」「城郭模型の石垣とか、擱座放棄された戦闘車両とかにも応用できそう」と、さらなる応用を模索している人の声もありました。
画像提供:B作(@Btoretsukuru)さん
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