グッタリしたペリカンを発見、口には魚が刺さり…… 人間の道具が招いた窮状からの救助に胸をなでおろす【米】（1/2 ページ）

口に食べ物が入っているのに飲み込めないなんて地獄……。

[春夏冬つかさ，ねとらぼ]

　口の中に魚が刺さってしまったペリカンを助ける様子が、YouTubeに投稿され、記事執筆時点で5万4000回再生を突破しました。

　米フロリダ州エングルウッドで撮影された映像。撮影者さんたちが、ぐったりした様子で海面を漂うペリカンを発見。よく見ると口には大きな魚をくわえています。なぜ飲み込まないのでしょうか？

大きすぎて飲み込めなかった？

　撮影者さんはペリカンをやさしく捕まえて、魚を口から出そうとします。しかし何かが引っ掛かっていて、無理に引っ張ろうとすると痛いのか、ペリカンが暴れてしまいます。

　よく調べてみると、なんと魚には大きなフックが引っ掛かっており、それを飲み込もうとしたペリカンの口にもフックが刺さってしまっていたのでした。

　その後、なんとかペリカンの口からフックの引っ掛かった魚を外すことができました。どのくらいの時間、魚が口に刺さったままだったのでしょうか。ペリカンは助かってもすぐには逃げ出す気力が出ないようです。しかし命に別条はないようで、ひとまず安心ですね。

こんなものが刺さっていたなんて……！

　コメント欄には、「すばらしい救助でした！」や「尊敬するわ」などの声が寄せられました。人間の道具が思わぬところで野生生物の生活を脅かしているのだということを改めて考えさせられる動画でした。結局ペリカンは魚を食べられずおなかが空いていることでしょう。今度は安全でおいしい魚が手に入るといいですね。