中高6年間のすべてをかけて制作した明石海峡大橋の模型がTwitterに投稿され、その精密さに驚きの声が上がっています。全長4メートルの大きな作品です。
作者は、精密橋梁模型を製作している明石海峡(@akashi_kaikyo)さん。「#何も言わず全人類みてくれ」とのハッシュタグに乗じる形で作品を投稿したところ、1万件を超える「いいね」が寄せられました。
神戸市と淡路島をつなぐ明石海峡大橋は、世界で2番目に長いつり橋です。これを1000分の1スケールで再現しました。縮尺したとは言え、元々全長3911メートルもある橋。全長およそ4メートルもある巨大な模型となっています。
大きさだけでなく、精細さにも圧倒されます。実際に施工に使われた図面を元に制作されており、細部まで正確に再現されています。
12歳のときに思い立ち制作をはじめ、完成したときには18歳。部材を三角形につないで作る「トラス構造」だけでも1年2カ月の時を費やしました。途中で技術が向上し、破壊と再建の繰り返しだったそうです。
模型の完成後、明石海峡さんにはJB本四高速から感謝状を贈られました。そして、10年後には橋の工学博士に。2018年には大鳴門橋の模型も製作しており、そちらもまた圧巻のクオリティーです。
Twitter上では、努力の結晶とも言うべき明石海峡大橋の模型に約1万3000件のいいねが集まり、「見慣れたものが精密に再現されている……すごい……」「浪漫しかない。スゲー」など驚きの声が多数寄せられています。
なお、明石海峡大橋は2023年4月に開通25周年を迎えました。気になる人はこの機会に現地まで足を運んで、模型の写真と実物を見比べてみるのもありかもしれません。
画像提供:明石海峡(風景画・天文イラスト)(@akashi_kaikyo)さん
(高橋ホイコ)
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三度見くらいしてしまいそう。