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杉並区、学校の校庭に計1350本のクギ 児童が大ケガで調査 「痛ましい事故、二度と起こらぬよう対応」(1/2 ページ)

クギはすべて除去したということです。

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 杉並区は5月12日、荻窪小学校の児童が校庭にあった釘で大ケガを負う事故が発生したことを受け、区立学校の校庭などを対象にした安全点検の結果を発表しました。荻窪小学校では500本以上、全施設の合計では1350本のクギが発見されたとしています。

杉並区 荻窪小学校 クギ 画像は荻窪小学校の校庭(荻窪小学校の公式サイトより)

 事故が発生したのは4月13日。荻窪小学校で校庭にラインマーカーとして打ち込んだと思われる釘により、児童が十数針を縫う大ケガを負いました。杉並区は事故を受け、荻窪小学校で校庭を点検・釘を除去するだけではなく、すべての区立学校および子供園の校庭・園庭で緊急安全点検を実施しました。その結果、合計で1350本のクギが発見され、すべて除去したということです。

杉並区 荻窪小学校 クギ 安全点検の調査結果(杉並区の公式サイトより)

 杉並区は区内の保護者宛ての通知で、「けがをされた児童と保護者には、心からのお詫びとお見舞いを申し上げます。さらに、区立学校・子供園の全ての保護者に多大なご心配をおかけし、お詫び申し上げます」と謝罪。5月下旬から多くの学校や子供園で運動会・体育大会が開催されることを踏まえ、校庭・園庭が安全に使用できる状態であるか再度点検するよう通知したなどと述べています。

 杉並区の教育長は「本来、安全であるべき学校生活の場で、このような痛ましい事故が起こり、けがをされた児童とその保護者には、心からのお詫びとお見舞いを申し上げます。また、区民の皆様に多大なご心配をおかけしたことに、お詫び申し上げます。今後は、全ての学校施設等の安全点検も含めた安全管理を徹底し、二度とこのような事故が起こらないよう対応に努めてまいります」とコメントしています。

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