伊藤園が販売するペットボトル飲料「お〜いお茶」の価格が変更されずに内容量が減った、いわゆる「ステルス値上げ」されたという投稿がSNS上で拡散しています。ねとらぼ編集部の取材に対し、伊藤園は従来品の内容量は変更しておらず、新商品として発売したと否定しました。
内容量が減ったと言われているのは、5月29日に発売されたお〜いお茶ブランドの新商品「お〜いお茶 〇やか(まろやか)」。千葉大学 デザインマネジメント研究室との「若者プロジェクト(共同研究)」の一環で企画開発された商品で、「若者専用のお茶」とうたっています。SNS上では6月3日ごろから、同商品の写真とともに、内容量が460ミリに減ったと主張する投稿が拡散され始めました。
伊藤園の広報部によると、460ミリの容量で発売されたのは、お〜いお茶 〇やかのほか、「お〜いお茶 緑茶」460ミリペットボトルおよびラベルレス、「お〜いお茶 濃い茶」460ミリペットボトルおよびラベルレスの3商品だといいます。ただし、広報部は「今回の製品は、変更ではなく新製品として発売しました(一部を除く)」と補足しています(「お〜いお茶 緑茶」と「同 濃い茶」は自動販売機やEC業態で販売)。
従来品と比べて価格は下がっているのか。広報部は「『お〜いお茶 〇やか』は新製品のため従来品と比べられません」としつつも、「既存の『お〜いお茶』シリーズに関しては、600ml ペットボトルの希望小売価格は160円(税別)、今回発売した460ミリペットボトルの希望小売価格は140円(税別)になります」と価格が異なると説明しました。
3商品の内容量を460ミリにした理由については、「スタイリッシュな見た目にこだわり、容器やラベルを開発しました。スマートな見た目と、持ちやすくカバンの中でもかさ張らないのが特徴です」と述べています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「コオロギ粉末は一切使用してない」「補助金や助成金も一切受けていない」 酒田米菓、昆虫食を働きかけとの拡散情報を否定
文書は代表取締役社長の佐藤栄司さんの名義によるものです。 - 「ホームランボール横取り」と非難受けた男性 弁護士「奪い取った事実はない」と否定 ネット上での“私刑”は「明らかにプライバシー侵害」
男性の代理人である弁護士がTwitter上で声明を発表しました。 - 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
懐が深すぎ……! - 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく
三度見くらいしてしまいそう。 - 「これは仕様バグか?」 子ども向けの知育玩具の“惜しい仕様”に数学マニアたちが盛り上がる 「誤差すぎる」「ほぼ正解」
投稿には3万件を超えるいいねが寄せられました。