野良猫親子全員を保護しようと奮闘した26日間の記録がInstagramに投稿され、記事執筆時点で11万再生を超え、8000件以上のいいねを集めています。
投稿者はkei(@kei.kiima)さん。2021年6月、向かいの家のガレージに野良子猫4匹と母猫を発見したkeiさんは保護活動未経験ながら、猫たちの外での過酷な生活を案じて保護することを決意。先住猫を譲ってくれたボランティアの人からアドバイスをもらいつつ、妹さんと一緒に行動を起こしました。向かいの家の主人に許可を取り、まずはえさやりを開始したのです。
「素人のおばさん2人に野良猫の保護なんて出来るのか」――。不安しかなかったそうですが、「全員保護してあげたい」という気持ちを胸に、えさやりを続けて5日目。警戒がとけたのか子猫たちがかなり近くで食べてくれるようになったため、まず1匹目の子猫を妹さんが手づかみで確保しました。
その後も野良猫たちは変わらずごはんを食べにきましたが、1匹目の子猫がつかまえられて警戒しているのか、なかなか次の2匹目をつかまえることができません。しかし、えさやり開始から12日目、なんとか一番体が小さく気がかりだった2匹目も、妹さんが傷だらけになりながらつかまえることに成功します。
すると、翌日から警戒心が強い母猫が子猫を隠してしまいました。それでもkeiさんたちはあせらず待つと、2日後、残りの2匹の子猫たちが姿を現したそうです。
えさやり開始から17日目、保護ボランティアの人から借りて設置した捕獲器に、父猫が入っていました。父猫は翌日、動物病院で去勢手術と各種検査、ワクチンを済ませて様子を見ていましたが、かなり警戒心が強いのもあり、結果的にTNR※することになったそうです。
※TNR……Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉で、捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)こと
えさやり開始から22日目、捕獲器で残りの子猫2匹も保護。そして26日目、警戒心が非常に強い母猫の保護にやっと成功! 保護活動をしている人のアドバイスを受けながら、なんとか野良猫家族全員を保護できました。
猫たちは全員、保護した翌日に動物病院に行き健康状態に問題がないことを確認。その内の子猫2匹は里親を見つけ、引き取られることになりました。残りの子猫2匹と母猫はkeiさんの家で、先住猫の「きぃ」さんと「まぁ」さんと暮らすことになったのです。
動画には「私もですが、猫の方があなたを選んだんだと思います」「本当に親子全員保護して下さってありがとうございます。勇気と元気がもらえます」「忍耐と優しさですね 素晴らしい」「心温まる動画ありがとうございました。全部保護、なんて素晴らしいお話しだろう。感動しました!」「この世の中、捨てたもんじゃないですね」などのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「双子猫キーマ」では、26日間の記録のフルバージョン動画も公開されています。同チャンネルやInstagram(@kei.kiima)アカウントでは、先住猫のきぃさんとまぁさん、2022年11月に新たに保護した三毛猫の「おみけ」さんと元気に暮らす、猫親子たちの姿を見ることができます。
画像提供:kei(@kei.kiima)さんのInstagram
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