ダウンフォースを生み出す“ファン(プロペラ)”を取り付けた改造ミニ四駆、「∞(むげん)」の開発動画が46万再生を超える人気となっています。
投稿したのは、さまざまな改造ミニ四駆を開発して世界グランプリを目指しているアズパカ(@azpaca0)さん。
アズパカさんは以前にもファンを組み込んだ改造ミニ四駆「鮃(ひらめ)」を開発していましたが、その際のタイムは1周2.45秒と期待したほどは伸びず。走行時はコースアウトしてしまったりと、挙動も安定しませんでした。しかし、その際に得た空力マシンの知見のおかげで生まれたのが、今回の「∞」というわけです。
新たにひらめいたアイデアとは、車体を地面により強く押さえつけられるよう、ファンを2つ搭載すること。これによりさらなる車体の安定が期待できそうです。
アズパカさんはパーツの3Dデータを組み上げると、そのまま3Dプリンタでパーツを召喚。今どきのミニ四駆ガチ勢は3Dプリンタも活用するとは、なんともハイテクです。
完成した改造ミニ四駆「∞」をテスト走行してみると、いきなり1周2.3秒の自己ベスト。車体も安定しており、以前のマシンから着実な進歩が見られます。速い!
そんな改造ミニ四駆を引っ提げて、アズパカさんはニコニコ超会議で開催された「超ニコミニ四駆2023」に参加。本番ではさらに時間を縮めて、2.18秒の好タイムを記録しました。
動画では、大会後にさらなる記録更新を狙う様子も収められています。バッテリーやモーターを厳選したほか、大会では安全面に配慮して付けていたファン用のガードまで軽量化のため取り外し、ついに1周2.03秒という目にも止まらぬ速さを叩き出しました。
なお、「超ニコミニ四駆2023」覇者のタイムは1周1.87秒。アズパカさんは更に改良を続けて、2秒の壁を破る工夫をしたいと意気込んでいます。今後の開発も楽しみですね。
動画提供:アズパカ(@azpaca0)さん
(物書きモトタキ)
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