長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は7月5日から、「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」などの価格を改定します。ねとらぼ編集部では、価格改定の背景についてリンガーハットに取材しました。
今回の価格改定では、長崎ちゃんぽんは690円のところ、720円に値上げ(東京23区・沖縄・北海道では740円から750円に変更)。長崎皿うどんは730円のところ、760円に値上げ(同地域では780円から800円に変更)されます。
一方で、単品の「ぎょうざ3個」「にんにく竹炭ぎょうざ3個」は180円から160円に、「ぎょうざ5個」「にんにく竹炭ぎょうざ5個」は280円から260円に、それぞれ20円値下げされました。
リンガーハットはねとらぼ編集部の取材に対し、価格改定の背景について、「昨今のエネルギーコストの上昇、さらなる原材料・人件費等の高騰が続いており、今後の見通しも不透明な状況が続いていることから、やむを得ず商品価格を改定しました」と説明。
加えて、「コロナが5類へ移行し、店舗へのお客さまもお陰様で多く来店いただいています。人手不足であった店舗の採用のための求人費、電気代や資材の高騰など、前回の価格改定では予測できない状況となり、やむを得ず価格を改定しました」と述べています。
また、今回の価格改定では主力商品を値上げする一方で、「野菜たっぷりちゃんぽん」「野菜たっぷり皿うどん」「彩りちゃんぽん」「彩り皿うどん」は新たに地域別価格を設定し、標準価格は据え置きになりました。
リンガーハットは地域別価格を設定した理由を「出来るだけ全国の店舗を商品価格を抑えた設定にしたいと努力しています。ですが、そのなかでも賃料や配送コスト、人件費など総合的に判断し、一部地域別のエリアを設定しています」と語りました。
「お客様にご負担をかけてしまうのが心苦しい」
SNS上では、かつてのより手頃だった時代を懐かしむ声や、変わらず応援するという声が寄せられています。リンガーハットはねとらぼ編集部の取材に対し、このような声について、こう受け止めていると明かしました。
「お客様からのコメント拝見しております。リンガーハットへ以前から通っていただいているお客様が多くいらっしゃること、たくさんの応援のお言葉をいただいていることを本当に大変ありがたく思っております。また、支えていただいていますお客様にご負担をかけてしまうことを心苦しく感じています」
「長崎発祥の企業として、これまで以上に国産野菜にこだわった健康的でおいしい商品を届け、お客様へ満足いただける商品を提供できるよう、私たちにできることを会社一丸となって精一杯努力してまいります」
さらに、一部で見られた麺の増量無料の復活を求める声については、「現在の状況では価格を改定する大変厳しい状況にありますが、今後状況が好転した際には、いただきましたお客様の声は大切にしてまいります」と述べています。
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