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ファンタジー世界から飛び出したような金ピカの虫が260万表示 「実在したのか」「あまりに綺麗でCGかと思った」(1/2 ページ)

『ダンジョン飯』の“コイン虫”みたいだ……。

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 漫画『ダンジョン飯』の“コイン虫”のような昆虫が目撃され、Twitterで話題です。ツイートは記事執筆時点で約4万件の“いいね”を獲得し、「CGかと思った」「実在したのか」と驚く声が上がっています。

コイン虫 コインみたいな昆虫は実在した……?

 話題となっているのは「今年もコイン虫のシーズンがやってきた」と投稿された動画。丸っこく、金色に光る硬貨のような昆虫の姿が映っています。

 その昆虫を手のひらの上にのせ、観察している投稿者。すると昆虫は触角をぴょこっと出して歩きだし……コインのような表面をパカッ! 中に収納していた羽を広げ飛び立っていきました。

金ピカの虫 動かないと思ったら、触角が出てきて歩きだします
ダンジョン飯に出てくる虫 羽を広げる様子がかっこいい……!

 リプライ欄には「あまりに綺麗な金色で架空の虫のCGかと思いました…」「実在したのか…こういう虫…」と衝撃を受ける声が続々。「コイン虫って漫画の中の生き物かと思ってた…」「ダンジョン飯で見たヤツ!」と、冒険グルメ漫画『ダンジョン飯』に登場する“コインに擬態するモンスター”を思い出す声も多数寄せられました。昆虫の世界にロマンを感じる……!

ラオスの虫 飛ぶ瞬間
神秘的な虫 CGに思えるほどきれいな昆虫でした

 投稿者はNPO法人食用昆虫科学研究会の理事長で、東南アジアのラオスに滞在し“蟲ソムリエ”として数々の昆虫を味見、記録(現時点で445種)している佐伯真二郎さん(ラオスの蟲喰ロトワbyおいしい昆虫生活/@Mushi_Kurotowa)。食用養殖昆虫を使った栄養、所得の両立を目指すプロジェクトを特定非営利活動法人「ISAPH(アイサップ)」と共同で実施しています。

 今回の金ピカの昆虫が撮影された場所はラオス中部で、種名は「Aspidimorpha sanctaecrucis」とのこと。見た目が似ている日本の「ジンガサハムシ(Aspidimorpha indica)」とは近縁種ですが、別種だそうです。ちなみに“コイン虫”は現地の通称ではなく、佐伯さんがそう呼んでいるだけなのだとか。実際に近くで見ても、ついついそう呼びたくなるほどコインに似ているのかもしれませんね……!

 佐伯さんは大学院生時代に「なぜ自分は昆虫に食欲が湧かないんだろう」という疑問を持ったことから、食べられる昆虫について調べて味見するようになり、昆虫食専門家の道へ。2020年9月発売の書籍『おいしい昆虫記』(ナツメ社)では、その研究の分野を広げていく日々の記録や、昆虫レシピ、食べてはいけない日本の昆虫などが紹介されています。

画像提供:ラオスの蟲喰ロトワ(むしくろとわ)byおいしい昆虫生活(@Mushi_Kurotowa)さん

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