今日28日、日本気象協会は熱帯夜前線2023を発表。西日本は7月上旬には熱帯夜が到達する所も。夜間の熱中症対策グッズを早めに準備しておきましょう。
熱帯夜前線2023 発表
今日28日、日本気象協会は熱帯夜前線2023を発表しました。
東京は7月10日までに、高知は7月24日までに、山梨は7月31日までに、新潟は8月以降に熱帯夜前線が到達しそうです。熱帯夜前線は、今シーズン最初に熱帯夜となる期間の目安を表しています。
なお、沖縄、鹿児島、福岡、大阪、名古屋では、すでに熱帯夜を観測しています。
7月に入ると、寝苦しい夜になる地域が多くなりますので、寝具やパジャマなどの夜間の熱中症対策グッズを早めに準備しておきましょう。風通しの良いものや、吸湿・速乾性のあるもの、接触冷感機能のあるものなどが良いです。
※熱帯夜とは、夜間(夕方から翌日の朝まで)の最低気温が25℃以上になる夜のことをいいます。
夜間の熱中症対策
寝ている間の熱中症対策として、通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、エアコンや扇風機を適度に使用したりして、睡眠環境を整えることが挙げられます。ぐっすり眠ることで体調が良くなり、翌日の熱中症予防につながります。
寝ている間にも水分が失われるため、就寝前や起床時にはコップ1杯程度の水分を補給するようにしましょう。枕元に飲料を置いておき、いつでも水分補給ができるようにしておくと安心です。
暑熱順化をするために日常生活でできること
暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。
ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。
サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安としては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日程度です。
入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。
暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。
関連リンク
読まれている記事
Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.