虐待を受けていた柴犬が、保護猫たちの母親になるまでの8年間の記録がYouTubeチャンネル「R村の柴ねこ」に投稿されました。動画は記事執筆時点で5万2000回以上再生され、3000件以上の高評価を獲得しています。
2015年3月8日、投稿主さんの娘さんが柴犬の「リキ」くんのお散歩をしていたときのこと。背骨がつかめるくらいガリガリに痩せている野良の柴犬と出会いました。
爪は根元まで切られ血がにじんでおり、人を怖がっていた柴犬。その様子からも明らかですが、獣医師に診てもらったところ、虐待を受けていた疑いがあることが分かりました。
この柴犬が捨てられたのか、あるいは自力で逃げ出したのかは不明ですが、役場や警察に届け出を出してもお迎えはきません。柴犬は投稿主さんから「リコ」ちゃんというすてきな名前をもらい、3カ月後には正式に投稿主さん一家の一員になったのでした。
そんなリコちゃんは本来とても面倒見がよく、優しい性格だった様子。リコちゃんが家族になってから次々と投稿主さん宅にやってきた保護猫たちに対しリコちゃんは優しく接し、まるで母親のようにそっと見守ってくれるようになりました。
やんちゃな子猫に対しては手加減をしながら遊び、怖がる子猫に対しては警戒心がなくなるまで辛抱強く待つリコちゃん。その姿から、リコちゃんの優しさとあふれんばかりの愛情を感じます。
リコちゃんは現在、リコちゃんを母親だと思って慕う猫たちに囲まれて幸せに暮らしています(関連記事)。日々の暮らしの中で犬にも猫にも人間と同じく、「うれしい」「悲しい」「怖い」といったさまざまな感情があることを教えてもらっているという投稿主さんなのでした。
コメント欄には、「リコちゃんの表情が、どんどん柔らかく優しくなっていくのがよく分かりました」「これからも幸せが続きますように」「R村は、愛であふれてますね!そして、御家族の皆さまの愛情が無限大!」といった、たくさんの優しいコメントが寄せられています。
投稿主さんはYouTubeチャンネル「R村の柴ねこ」とTwitter(@R7rikiriko_cats)に、大家族で暮らす日々を投稿しています。優しさあふれる一家の様子が気になる人は、遊びに行ってみるとよさそうです。
画像提供:YouTubeチャンネル「R村の柴ねこ」
(三日月 影狼)
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